2009年2月14日土曜日

やっと出会えた日本語対応の携帯情報端末


BlackBerryのBoldを手に入れた事を以前かきましたが、これに日本語のソフトを入れてみました。
これで、メニューや文字入力も含めて日本語対応になりました。
たまたま日本ではNTTドコモがブラックベリーBoldを2月20日から発売するとの発表がありましたが、多分同じソフトウェアだと思います。
これで私の手元にはNokiaの6330とE61に続いてBlackberryが3台目の日本語対応の情報携帯端末となりました。
ところで、Blackberryを使うようになってからE61の存在がかすんできていることに気がつきました。
その理由はE61は安定性と操作性、さらに待ち受け時間に問題があるからです。
安定性:
まずE61にてブラウズを行った場合、ページを見ている最中にブラウザがクラッシュする場合があります。
さらに複数のアプリを起動した場合、知らない間にアプリが終了している事があります。例えばGoogleMapを裏で走らせておいて、IP電話の待ちうけなどを行いブラウザを起動すると、アプリが勝手に終了してしまうことがあります。はっきり言ってこれは致命的です。
こんな調子なので、特にGoogleMapのLatitudeサービスは安定して使えませんし(外部GPSとBluetooth接続で使っています)FringsなどIP電話も待ちうけから外れてしまいます。
対してBlackberryでは、そのようなことがまったく発生しません。常に走らせているソフトとしては、GoogleTalk等があるのですが、これらはいつでも動作しており、よっていつでもつながります。
操作性:
E61のキーボードは硬くてサクサク打てません。おまけに記号などを入力する場合、あの小さなキーを2個同時押しする必要があり大変疲れます。さらに方向キーの役目をはたすスティックは、触っていると指先が痛くなってきます。
待ちうけ時間:
E61にてPushメールを実現するためにMicrosoftExchangeサーバーと接続すると電池がもちません。対してBlackBerryは週末をまたいで使えます。(GoogleMapを起動しっぱなしだと電池持ちが悪くなるが)
Blackberryを手にしてからNokiaのE61日本語版を如何に無理して使っていたのかに気づいてしまいました。
現在のところ海外で使える携帯情報端末としてはBlackBerry Boldが最高だと思います。
とはいえBlackberryにも個人的にはいくつかの要望があります。
1.トラックボールをなるべく大きくしてほしい事。
2.ブラウザがFlashに対応していない事。
3.大きなウェブページを保存する際に時間がかかる事。
望めばキリがないですが、今後も進歩してほしいです。

2009年2月11日水曜日

JBL ON TOUR ポータブルスピーカー


旅行時にホテルにて音楽を聴くことがあるため、小型のスピーカーを買いました。JBLブランドのJBL ON TOURというモデルです。日本ではおおよそ1万円ほどで販売されているようですが、イギリスではebayにて送料込み25ポンドにて入手しました。
これが我が家の3台目のポータブルスピーカーになります。
まずは、PanasonicのRP-SPT70。(約4500円)
次にSonyのSRS-T33というモデル。(約4500円)
そしてJBL ON TOURです。(25ポンド=約3500円)
全て携帯用スピーカーで左右のスピーカーは一体のモデルです。
さて上記3つのスピーカーの音を比較すると明らかな差があります。私は素人ですが感想を述べてみます。
JBL:
明らかに音がきれい。それぞれの音がきれいに聞こえます。またボーカルやトークのブレスもしっかり表現されます。さすがにJBLブランドがついているだけあります。但し低音については、それなりです。とはいえ他の追従を許しません。離れていてもしっかりと音が聞こえます。欠点は日本メーカーの製品と比較して気配りが足りません。例えば、カバーがしっくりしていないこと。配線がきれいでないことなどです。また重さが電池込みで500グラムあります。またパッシブモードでは動作しません。電池がなくなれば音は出ません。ACアダプタが梱包されている所は評価できます。私の感覚では1万円以上出しては買いません。入力端子のプラグを抜き差しする際に指が触れると大きなハムノイズが出る(他のスピーカーでは出ない)のはなぜかしら。 つくりや気配りについては日本製にはかなわないと思います。例えばケーブルのち取り廻しや、カバーの質感などは、日本メーカーの製品には引けをとると思います。(とはいえ気に入ったので実はもう一台オーダーしてしまいました。)
Panasonic:
あまりスタイリッシュとは思いませんが意外といい音を出しています。ボリュームを上げた場合にも歪は出ませんが、プラスチックの筐体から音が出ていることを意識させられます。但し5000円以下のポータブルスピーカーでは、いい音を出す部類に入るのではないかと思います。音量を下げているときはJBLでプレイしていると間違える事もあります。あまりスタイリッシュではありませんが、意外とイケていると思います。電池がなくともパッシブモードで再生できる所が強みです。但しその場合は、プラスチッキーな音がしてしまうところが欠点。また無音時のホワイトノイズが多いことも欠点です。今持っている物が壊れてしまった場合、売っていれば再度買うかもしれません。
Sony:
Mega Bassと書いてあるのですが、バスはハッキリ言ってまったく出ていません。明らかに上記の2機種とは異なる音を出しています。あまり期待してはいけません。容積が小さい事と単四電池が2本で動作するので、持ち運びに便利ですが、持ち運んでも使い物にならなければ意味はありません。 ちなみにパッシブモードでも動作するのですが音量が足りません。 2台目は買いません。
さて、値段で価値をつけるなら私は(個人的な主観ですが)以下のようにランク付けします。
JBL: 1万円
Panasonic: 4500円
Sony: 3000円
どうでしょうか、参考になりましたか。

2009年1月4日日曜日

KeyHoleTVを使ってみた


KeyHoleTVというパソコンでネット経由にてテレビ放送を見る事ができるアプリケーションをインストールしてみました。
説明は本家のウェブサイト、http://www.keyholetv.jp/にて読むことが出来ます。
出来ることを簡単に書くと、
誰かがテレビ放送を受信して、それをKeyHoleVIDEOというソフトでインターネットに公開する。(ネットへの再送信をしている)
公開(再送信)されている番組を見たい人はKeyHoleTVというソフトをインストールしたパソコンで見ることが出来る。その際どのような放送局が再送信されているかをKeyHoleTVのソフトが一覧表示してくれるので見たい放送局をクリックするだけです。
(P2Pという技術をつかっているので、それぞれを仲介をするサーバーが存在するがユーザーは特に意識する必要がないので省略)
注意すべき点は、
放送を公開しているのは一般の人のボランティアであり、放送局などが公開(再送信)しているわけではありません。よって見たい放送局が必ずしも常に見れるわけではありません。
総務省の実証試験で過去に使われたようですが、現在総務省が放送の再送信にお墨付きをつけているわけではないようです。
私の感想は、
海外に住んでいる身としては番組を見たりラジオを聴いたりすることが出来てたいへん便利です。特に、
ソフトが軽いので簡単にたちあがり、サーバーへのログインも早い。
エンコードやデコードに時間がかからないためチャンネル切り替え時にストレスがない。
但し画質や音質、画面のフレーム数は全体的に低いのでパソコン画面の端っこにてプレーしておく程度です。
テレビを見るよりもラジオを聴くほうに向いていると思います。
KeyHoleTVのソフトはあまり操作性がよいものではありません。またP2Pサーバーもそれほど安定していないと思います。
ちなみに職場のパソコンに入れてみたところ、P2Pサーバーに繋がりませんでした。ポートがブロックされているようです。
私の理解、
これは確実に著作権違反ですね。今のところ接続している人は観たところ数百人程度しかいないようなので問題になっていないかもしれませんが、メジャーになれば取り潰されると思います。
P2Pでは多くの場合送信した側が捕まってしまうので、一度誰かが捕まればおのずと誰も再送信する人がいなくなるのではないかと思います。
まあこれでお金を儲けている人はいないようですし、この程度の音質や画像ではそれほど目くじらをたてる事もないかもしれませんが、法律的には絶対にアウトだと思います。
私もイギリスのテレビやラジオをネットにて再送信してみたい気にもなりますがリスクは負いたくないのでやりません。

2008年12月28日日曜日

Nintendo DSで動画と音楽


任天堂のDSについては、あまり詳しくないのですが、DSを改造やファームを変更せずにMP3や動画を再生するカートリッジを見つけました。
Games n' Music for DS というカートリッジで、20ポンド弱で購入できます。ちょっと妖しげなものですが、旅行時等に便利だと思い買ってみまたのでそのレビューを書いて見ます。
Dsmp3
中身は、カートリッジとマイクロSDカード256M、マイクロSDのUSBリーダー、CD-ROM一枚でした。
おもしろいけど実用的ではない?
形はDSのカートリッジにマイクロSDスロットがついたもので、音楽やビデオ、ソフトをマイクロSDにコピーしてDSでプレーします。やはり弱小メーカーがアングラ的に作っているものだけあって全体的には不満です。実用にはならないと思います。
MP3プレーヤーとして
曲の早送り、巻き戻し、先送り、ポーズなどができる基本的なプレーヤ。
単純な曲をプレーするという目的ではOKですが駄目なところだらけです。
まず、プレーリストが使えないのでだめ。
曲のプロパティを読み込まないのでだめ。
ファイル名に日本語キャラがあるとファイルとして表示されないのでだめ。
音質を気にして使うものではありません。
ビデオプレーヤーとして
付属するソフトをPC上で走らせてAVIやMP4ファイルを専用フォーマットに変換した後にSDカードにコピーして使います。 一応きれいに再生できますが一つ決定的な不満があります。それは
必ず最初からプレーすることしか出来ません。早送りなどで途中から再生することが出来ません。
なので映画など長いビデオを見るときなど不便です。
ゲーム
いくつかゲームが付属しているのですが、どれもクズみたいなゲームです。多分マニアな人は別なカードから吸い出したゲームをセーブして使うのかもしれませんが私は試していません。
ちなみにすべての操作は画面をタップして行います。キーパッドは効きません。
イギリスのArgosというカタログ販売のお店から購入できます。

短波ラジオの出番がない


今年はあまり趣味に時間がさけなかったため年末久々に短波ラジオのスイッチを入れてみました。
Radio Japanが停止していた:
以前出張先ではソニーのICF-SW100というラジオを持っていってNHKラジオジャパンを聴いていました。
本日久々に聴いてみようと思ったのですが、ヨーロッパ向け放送は、既になくなっていることに気が付きました。(2007年10月1日に停止したようです) やはり時代の流れですね。
BBCワールドヨーロッパ向けも停止:
代わりにBBCワールドサービスを聴こうと思ったら、こちらも2007年3月にヨーロッパ向けサービスが終了していました。BBCワールドサービスを聴くためには、地デジ音声又はネットで聴くことになります。
長波198kHzのワールドサービスもイギリス国内向けBBC4になってしまいました。
GFA22も停止していたが:
このICF-SW100は小さいながらSSBの受信も可能なので、パソコンと組み合わせてRTTYやFAXの受信も出来ます。真面目にやったことはありませんが、出張先の国の気象情報を受信してみることもできます。
これも気がついたのですが、イギリスのBlacknellにあった気象FAX局(コールサインGFA22)も停止になっていました。代わりにNorthwoodのRAF(コールサインGYA)が気象情報の発信を同じ周波数(4.610MHzその他)で引き継いだようです。
DDK2は聴こえる:
ドイツのRTTY局であるDDK2は相変わらず元気に波を出していて、私のいるロンドン近郊では一日中いずれかの周波数で受信する事が出来ます。
ということで時代は短波からネットやデジタル放送へと確実にシフトしています。今の短波ラジオが壊れたらその次をを買う理由がなくなってしまいそうです。
私の妄想では、近い将来に船で旅行に出かける予定で、旅行中は気象FAXとRTTYを常に受信しNHKのラジオJapanで日本の情報を受信しつつゆっくり過ごすつもりで居ました。実現は難しそうです。

2008年10月10日金曜日

ブラックベリー ボルドの印象


最近BlackberryのBoldを手に入れました。会社が用意してくれたのですが今のところ職場のBESでアクティベートせずにネットワークオペレータVodafone UKのBISをつかっています。
この機種は日本語の表示が過去のモデルに比べてうまく出来るようです。但しWAPを使った場合は一部の日本語ページが文字化けします。これは私のオペレータのWAPゲートウェイが原因のようです。(その後BESを使って見たところ日本語文字が正しく表示される事を確認しました。)
手にしてみると現在日本で流通しているモデルは、ちょっとやぼったいデザインに見えます。
ボルドの感想ですが
画面がとても綺麗:
日本の高価格帯の携帯と同じような綺麗さです。写真も綺麗に表示されます。タッチスクリーンではないため汚れないです。
これは電話ではない?:
電話として使うにはちょっと大きすぎると思います。これは打てるメール端末ですね。
3GとHSDPA対応:
これで日本に出かける際にも持って行けます。世界中ほぼ何処でもメールがつかえます。
他のBlackberryと同様にマルチメディアプレーヤーがついていて、ヘッドフォンジャックも一般のヘッドフォン用なのが良いところです。
早速8ギガのマイクロSDカードを注文して音楽プレーヤーとしても使う予定です。

2008年10月9日木曜日

RDS TMCによる交通情報


ヨーロッパにもカーナビの画面に現在の交通情報を表示するためのシステムがあります。
これはRDSと呼ばれるFM文字放送の技術をつかったものでRDS-TMCと呼ばれています。
私の運転する車のカーナビにもついているのですが、イギリスに限って言うと、
1.情報が遅い(リアルタイムと言い難い)
2.間違えが多い(そもそも間違っている)
という事がネックで、あまりあてにはしていません。
私は毎日高速道路をつかって通勤しており全行程で片道おおよそ1時間強かかります。
そのためリアルタイムの渋滞情報が必須なのですが、よっぽど酷い情報が出ない限り迂回路を使いません。
1の情報が遅い件ですが、おおよそ15分ほどのラグタイムがあると思います。自分が実際に渋滞の列にならんでからしばらくして画面上に情報が出ることがしばしばあります。
2の間違えが多い件についても、通行止めの表示が出ているにもかかわらず、通行止めになっていた気配さえないこともしばしばあり、本日は、大雨注意のアイコンが出たにもかかわらず雨さえ降っていませんでした。
私が感じている事として、イギリスの高速道路の電光掲示板や電光式の速度制限表示はおおむねリアルタイムに動作していて、実際の状況を反映しているように見えるのですが、同じ情報がRDS-TMCにリアルタイムで共有されていない気がします。
イギリスでRDS-TMC付きのナビ購入を考えている人がいたら、今のところあまり価値がないと思います。
まあ見ていておもしろいとは思うのですがあまり真剣に運用していないと思います。
ちなみにイギリスでの文字情報はClassic FMという放送局の電波を使っています。