2007年7月16日月曜日

海外GSM携帯でメールとブラウザ


最近、海外の3GやGSM携帯電話ではスマートフォンがはやっている模様です。
私は最新のNokiaを購入する予定もないので、手元にあったPanasonicのX800という3年落ちのGSM携帯電話を日本語化してメール(受信がメイン)、日本語ページのウェブブラウザに使えるように設定してみました。
日本語化:
とりあえず2つの方法を試してみました。
一つ目は、単純に無料の日本語フォントをいれて、日本語表示を可能にする方法です。試行錯誤したのですが、結論を書けば、ネットにて「uni12p.gdr」というファイルを探してX800のc:\system\Fontsにコピーして再起動すれば、日本語フォントで表示されます。携帯電話内部のディレクトリにアクセスするためにはFExploreというソフトが便利です。
二つ目の方法として、http://shop.psiloc.comから日本語化ソフトを買うという方法もあります。10日間の試用期間もあります。私は買ってみたのですがあまりお勧めしません。理由は日本語変換が貧弱な事(実用的ではない)、サポートが良くない事、アンインストールをするとそれ以降携帯電話の立ち上がり時にシステムエラーが出る様になってしまったこと(最悪!!)、値段が高い事などです。
ブラウザ:
さていずれかの方法で日本語が表示できるようになったら、以前のページにも書いたOperaMiniを入れましょう。これで、日本語のページのフルブラウズが出来ます。
メール:
また、携帯用Gmailを携帯電話にインストールするとGmailあてのメールを読むことが出来ます。日本語もOKです。
ここ(http://gmail.com/app)から入手できます。
地図:
また地図のアプリも入れてみました。こちら(http://www.mgmaps.com/download.php)から入手できます。
それにしてもやはりX800は古いのでアプリの起動や動作が緩慢です。出来れば最新の携帯電話で日本語を使いたいのですが、フォントをいじれる機種が限られている事や、失敗したら高い買い物になってしまうため、なかなか手を出せません。
X800はオークションサイトに出ていることもあるので安く手に入れられた際には試してみてください。

2007年6月16日土曜日

携帯電話でインターネット ブラウザ編


前回はパソコンを繋いで、ダイヤルアップ代わりに携帯電話を使う方法を記してきました。
今回はGSM携帯の単体でブラウズする方法を書きます。
オペレータは今回もOrange(UK)を例に説明します。
パケット設定をします:
まず携帯がパケット対応である事を確認してください。その上で必要な情報を設定します。機種が対応していても設定情報が入力されていなければ使う事はできません。(Orangeの場合は特にパケットサービスの申し込みは必要ないようです。)
パケット設定がわからない場合:
もし設定方法がわからなければ、
http://setuporange.wdsglobal.com/wap
に行って自分の携帯機種と携帯番号を入力すると、携帯宛にメッセージが届いて自動的に設定されます。(Orangeの場合のみ)
WAPでブラウズする:
パケットの設定をしたら、すぐにWAPブラウザでネット情報が見られるはずです。でもほとんどの機種では日本語のページが表示されません。また一部の機種は、WAPサイトしか見ることが出来ないので、あまり面白くありません。
Opera Miniでブラウズする:
携帯電話にOpera Miniというブラウザをダウンロードするとフルブラウザとして一般サイトをブラウズすることが出来ます。いま市場に出ている携帯電話なら利用可能なものが多いです。(MIDP JAVA対応機種ならOKです)
ダウンロードは下のリンクから行えます。
http://jp.opera.com/products/mobile/operamini/sms/
これで、携帯で見れるページが格段に増えました。でも問題は日本語のページがみられない場合が多いです。ちなみにシンビアンのS60をベースとしたノキアやソニーエリクソン製の携帯電話なら日本語表示が可能になるかもしれません。方法はそれぞれ異なるので、サーチエンジンで 機種名と日本語化 をキーワードにしてサーチしてみるとそれぞれの方法が書いてある場合があります。いずれの場合でも日本語の入力については出来ないようです。
このOpera Miniの特徴に、
ページのレイアウトを携帯電話用にアレンジしてくれる。
画像データなどを小さくし、かつデータを圧縮して携帯に送信してくれる。
事があります。Opera MiniでブラウズするとOperaのサーバーが一度ページを見に行って、上記の処理を行った情報を携帯電話に送り込んでいます。
使ってみた感じとしては、通信速度よりもサーバーのレスポンス時間の方が気になります。
パソコンの代わりにはなりませんが、移動中にもウェブを見ることができます。

2007年6月12日火曜日

ソーラーパワー付デイパック


昔、長期休みの度にバッグ持ってアメリカやヨーロッパ、一部のアジアの国を旅行をしていました。いまだに未練がましく今回はデイバッグを購入してしまいました。
今の時代、音楽プレーヤーや携帯端末は欠かせないので、電源確保のためにソーラーパワー付デイパックを購入しました。つまり太陽電池つきデイパックです。Reware JUICE BAGS
Juice_bags ソーラーバッグ
どうも最近日本のテレビでも放送されたそうで、一部に人気の品だそうです。
私はたまたまアメリカのebayで新品販売を見つけたので購入してみました。
http://www.rewarestore.jp/jb_orig.html (リンクは日本代理店のサイト)
優れた所:
ソーラーパネルが柔らかく出来ていて壊れにくい。
他社の商品に比べてソーラーパネル部分の違和感が少ない。
出力が7ワットと他社の製品に比べて抜群に大きい。
直射日光ではなくとも、ある程度発電してくれること。
ふたを開けるとペン入れや小物入れがたくさんついていること。
全体的に四角く出来ているので、物が入れやすくたくさん入ること。
気になる所:
ふた部分がベルクロで留まるので、カバンを開くたびに「バリバリ」とうるさいこと。(改良バージョンが出る模様)

なにより購入のきっかけとなったのは、下の写真を見てイッパツで気に入ったからです。
ソーラーバッグ
(最初は未開の土地かと思ったのですが実はネパールらしい。別な写真を見ると背景にはビルもあるので電気がない未開の土地ではないようです。)
これならば、携帯電話に直接充電する事も出来るし、そのほかの時間はお出かけ用USB電源に充電しておけば夕方になっても電源が取れるので重宝しそうです。
出張には持っていけませんが、何時の日かこのバッグを持って昔のように自由気ままな旅に出かけたいものです。

イギリスの携帯電話からインターネット接続方法


今回の情報はチョッと難しいかもしれません。(以前の記事についての詳細情報を書いてみました)
ロンドンなどに滞在する人で、日本との連絡や情報の取得にネットは欠かせません。通常はホテルやネットカフェ、街角の無線LANを使う事が多いようです。
但しこれらが使えない場合に最後の選択肢として携帯電話をつかってネットに繋ぐ方法があります。日本でもmoperaという同様のサービスがあるようですが、個人ユーザにはなじみが少ないと思います。
なぜ最後の選択肢かというとGSM携帯の場合は欠点が多いためです。私がプリペイド携帯で試した方法を書く前にその欠点を述べます。
試す前に知っておく事:
1.GPRS対応の携帯電話が必要である事。
2.パソコンとの設定が非常に難しい事。
3.通信料金節約のため専用プランに入る必要がある事。
4.オペレータがルールを変更することがある事。
5.通信速度がダイヤルアップなみの45kbps程度である事。
私が試した方法:
この方法は全くの無保証です。(2007年6月9日現在)
Orangeのプリペイド携帯電話でインターネットに接続してみました。
1.必要な機器をそろえます
• OrangeからプリペイドのSIMカードとパケット対応の携帯電話を入手して、ユーザー登録をします。これによりとりあえずは通常の携帯電話として使用する事が出来ます。(日本まで1分10ペンスの通話プランもあってオトク。詳細はこちら)
• 料金はとりあえず10ポンドを入れておきましょう。コンビニなどでバウチャーを購入する事が出来ます。
• 携帯電話はGPRS Multislot Class8もしくはClass10 以上のパケット対応の携帯電話でなければ使い物になりません。PCと接続して使用するためにはUSBケーブル、赤外線、Bluetoothなどいずれかの方法でパソコンと接続できる機種である必要があります。
• 当然パソコンが必要です。ノートタイプが良いです。
ここまでで必要な機器がそろいました。次は設定です。
2.パソコンとの接続について
一応添付されている携帯電話のCD ROMをインストールすると接続できるようになるはずなのですが、私の場合はうまく接続できませんでした。 うまく行かない場合は以下を参考に設定をしてください。
基本的には2つの事を行わなければなりません。
1つ目は、ケーブル、赤外線、Bluetoothのいずれかで携帯電話をATコマンドで操作可能なモデムの状態にする事。
2つ目は、ダイヤルアップネットワークを新たにパソコンに設定し利用可能にすること。
1つ目のモデムとして認識させる事について、
赤外線の場合は携帯電話側のIrDA(赤外線)機能をONにしてパソコンの赤外線ポートと向かい合わせにすればCOMポート(IrDAポート)として認識されるようです。
USBケーブルの場合は、ドライバーをインストールした際にCOMポートが割り当てられるのでそのCOMポートがモデムとして割り当てあてられていると考えてください。
Bluetoothも接続できた時点で携帯電話がモデムとして認識されるのでそのCOMポートを利用します。
大事な事は、携帯電話がモデムとしてどのCOMポートに割り当てられているかを知っておかなければなりません。
2つ目のダイヤルアップネットワーク作成について
インストールしたソフトにダイヤルアップ作成用専用ツールが含まれている事が多いようです。
Orangeの場合、以下の情報が必要でした。
APN(Access point name Address):orangeinternet
User Name: user
Password: pass
ダイヤルアップ作成ツールが駄目な場合は以下の手順で接続のための設定が可能なようです。
私は付属ソフトで失敗したのでそれを一度アンインストールをした後、手作業にてダイヤルアップネットワークの設定を行いました。
最初にターミナルから
AT+CGDCONT? にてパラメタが設定されているかを調べました。
Orange用は、
AT+CGDCONT:1,”IP”,”orangeinternet” (← 1と書いてある部分は2であっても良い。その場合はダイヤルアップ番号を“*99***2#”とすること。)というプロファイルが入っている必要があります。
見当たらない場合は、ATコマンドで
AT+CGDCONT=1,”IP”,”orangeinternet” と入力する必要があります。
その上で上記のユーザー名とパスワードを使います。
そしてダイヤルアップ番号は、“*99***1#”として発信してください。
(TCP/IP以外のプロトコルはOFF、IPは自動取得、ヘッダーコンプレッションはOFFにしてください)
3.料金について (2007年6月9日現在)
Orangeはプリペイドの加入者がGPRSを使った場合、1MBあたり4ポンドの課金をします。但しExtraという「その日の夜中12時までデータが使い放題」というプランに申し込む(データを使う日のみ1ポンドを事前に払う)事によって料金をセーブする事が出来ます。(Access To Orange WorldというExtra)申し込み方法は、Orangeの携帯から450に電話を掛け自動応答の音声に従って番号を選択してExtraの申し込みを行います。(オペレータと話をする必要がないので通話料や申し込み料金は無料。450に掛けたら順に3→1→1→5→1)つまり250kB以上のデータを使う日は事前に電話を掛けてその日の申し込みをしたほうが得になります。
申し込んだ場合、その日の夜中までは使い放題です。Orange以外でも使い放題のプランがあるのですが、他社はFaire Usageという名の事実上の上限が低く設定されています。Orangeは25MBです。その上限値を越えるとペナルティが課されます。ただ主にWAPなどあらかじめ電話に搭載されている携帯ブラウザ等の利用を想定しているようです。もしもデータ量が超えたり、他のアプリを使っている事が見つかった場合は利用の制限が加わるそうです。Vodafoneなどでは携帯のWAPブラウザ以外のアクセスは事前申し込みがない場合遮断しているようです。その上で14MB以上のアクセスには1MBあたり2ポンドの追加料金を課しています。
Orangeの場合でもイギリス国外からパケット通信を行った場合は、お得なデータプランが存在せずローミング扱いとなるため、1MBあたり8ポンドという高い料金をとられるので注意が必要です。
4.ルールについて:
たまにデータプランなどが変更になるのでこの先もどうなるのかわかりません。突然WAP以外のパソコンを使ったアクセスが将来変更される可能性も捨てきれませんので注意が必要です。今のところ3Gを使った「使い放題プラン」はプリペイドには設定されていませんが、将来は利用可能になるかもしれません。よってたまにウェブページなどで情報収集が必要です。
料金の部分にも書きましたが、色々な制限があるプリペイドの中で比較的料金的にも自由度が高いのがOrangeであるため、ここではOrangeにてExtraを使ったデータ通信の方法を記しています。
5.通信速度について:
必要な機器の部分にも書きましたが、使用するGSM携帯電話のGPRS Multislot Classが8若しくは10以上であることが大事です。その条件で初めてダイヤルアップ並みの速度が確保できる可能性があります。(ここで可能性と書いたのは、ネットワークが込んでいた場合は、ダイヤルアップの速度も与えられない可能性があるためです。経験則で言えば毎回45kbps程の速度は出ているようですが地域や電波の強さによっても異なる可能性があります)このMultislot Classですがカタログなどを見ても積極的には書かれていない事が多いため注意が必要です。WAPブラウザでは通信速度はあまり必要としないため、このMultislot Classはパソコンを繋いでパケットを使う人に主に関係するスペックだと考えてください。(Multislot Classとは、その携帯が上りと下りデータにいくつまでタイムスロットを割り当てられるかを規定したものです)
さて、うまく行きましたか?
ずいぶんと複雑ですよね。お勧めしない理由は、上記の通りです。
試す人は、うまく行かない場合の覚悟を持って実行してください。
私は機種ごとの設定を書き出す事も出来ませんし自己責任でお願いいたします。

2007年6月10日日曜日

GSM携帯でインターネット


ギリスのGSM携帯電話でもデータ通信が出来ますがパケット料金が高い事と、WAPでは魅力的なサイトがないことから今まであまり使ったことがありませんでした。
ところが今年に入って、各オペレータもお得なデータプランを用意してきました。
今回はOrangeプリペイドにて1ポンドを払うと一日使い放題(実際は25MBまで)というデータプランに入って見ました。その上でPCと繋いでPCのブラウザでネットをブラウズしてみました。
以下の記事の詳しい設定方法は、こちらの別ページに書きました。
このデータプランは、パソコンに接続して利用することを禁止しており本来はWAPのみで使い放題のようですが、PCと接続したら繋ぐことが出来たので良しとしました。(発覚した場合は通知され、その後速度や購入の制限が加わるそうです。) またプリペイドなのでパケ死の心配がありません。実際に1ポンド払うとその日の夜中の0時までのパケットが使い放題になりました。
速度:
今回は、とあるGPRS Multislot Class8の携帯電話をOrangeというオペレータで試してみました。
この場合、サーバーから動画を落として実験したのですが、コンスタントに45kbps位の速度でした。当然ながらペストエフォートであり、状況により速度は変わると思いますが今回は意外と安定していました。
このマルチスロットクラスは重要です。機種ごとにサポートするクラスが異なるのですが、現状ではマルチスロットクラス8以上(クラス9は除く)の機種を使った場合、ダイヤルアップとほぼ同じ程度の速度が出るようです。当然電波の強さにも左右されますが、何とかナローバンドと同じ程度の環境が出来ました。
念のため書いておきますが、上記の速度は下り方向の速度です。上り方向は推定で9kbps程度だと思われます。
意外だったのはOrangeがMultislot Class8の私の接続要求に対してその最大スロットである4スロットを割り当ててくれたことになります。これなら一応メールも使える速度だし、ブラウザもストレスはあるものの行える速度です。
今度のキャンプにはパソコンを持っていこうかな。
実はGPRS Multislot Class5の別な機種でも試してみたのですが、実効速度で15kbps位しか速度が出ませんでした。これでは使い物になりません。機種を選ぶときは慎重になったほうがよいです。
(3Gの携帯では、プリペイドのパケットプランが充実していない事と、私が3Gの携帯を持っていないので今回はGSM携帯での実験になりました。)
さらに詳しい設定方法を、こちらの別ページに書きましたので、興味があれば読んでみてください。

2007年5月20日日曜日

RIMOWA Salsaの使い勝手


旅慣れた人は、カバンにこだわったりしますね。
例えば、TumiやRIMOWAとか。
私もちょうど半年ほど前に日本に行ったときに、欲しいと思っていたRIMOWAのスーツケースを買いました。
RIMOWA(リモワ)と言えば、アルミニウム製の軽いと言われるスーツケースやブリーフケースが有名です。主に短期の日本出張時に使うことが目的なので、80リットル程の容量のものを選びました。
リモワのアルミニウムも良いのですが、軽いとはいえ通常のスーツケースとほぼ同じ重量になってしまいます。
今回は「リモワ ブランド」で本当に「軽量であること」に絞った結果プラスチック製のSalsaというシリーズを買うことにしました。型番は、Salsa 856.70というもので、82リットル、3.5キロでキャスターは壊れるとイヤなので2輪の物を選びました。
良かった事は
リモワを持っていると何となく旅慣れた様でうれしい事。(でも本物っポクないなあ)
ターンテーブルで廻ってくるときに一発でわかる。(持っている人が少ない)
軽いので取り回しが楽であること。
キャスターが静か。
気になることは、
このスーツケースは凄く華奢です。まるでペットボトルです。取っ手を持ち上げると全体的にたわみます。この取っ手部分は破損しやすいと思います。また閉じ目がファスナーなので荷物の入れ方によっては立てたときズレたようになります。 またファスナー部分は擦ってひとつでも壊れると使い物にならなくなるので注意。
今までに私が購入したスーツケースの中では低品質の部類だと思います。でも値段は高い。
これらの事は、実際に荷物を入れないとお店ではわかりません。中に壊れ物は入れられなさそうです。結局感触としては布製のスーツケースとドッコイのような感じです。上記のことを思い出した上で、私は絶対にお店で物を見て買うことをお勧めします。
スーツケースについては消耗品でもあるので、使い道を考えた上でコストパフォーマンスを考慮すると、サムソナイトの布製軽量スーツケースに軍配が上がりそうな雰囲気です。(今のところRimowaは壊れていないのでなんともいえませんが)
やっぱり、RIMOWAはアルミに限るかもしれません。でも復元性のないアルミも壊れやすそうにみえますが。
一般に安く売られている(引き手部分が内蔵された)ハードスーツケースは、単体で6キロから7キロの重さがあります。ディスカウントショップなどで1万円から売っています。
RIMOWAのアルミ製スーツケースは82リットルで、6キロほどの重さです。おおよそ8万円から購入できるようです。
やはりRIMOWAは「アルミ製」で「Rimowaが好き」な「余裕のある人」のみ使うものなのかもしれませんよ。
参考:Salsaシリーズについて (私の理解)
856.70の「70」の部分は大きさをあらわしているようです。他に77等があります。
856.70の「8」の部分は材質のようです。「8」がプラスティックのようでSalsaは8から始まるようです。
856.70の「5」の部分は「5」だと2輪、「7」だと4輪のようです。他にも変形の「6」もPlusシリーズに有り。
856.70の「6」の部分は意味がわかりません。

2007年5月10日木曜日

MP3プレーヤー付き小型GSM携帯電話


i-Mobile 310という携帯電話を見つけたので入手してみました。
タイのSmart i-Mobile社製の i-Mobile 310という機種です。
これはGSM方式の携帯電話なので日本国内では使用できません。またアップル社とは関係がありません。今回は日本語のレビュー記事があまり見当たらないのでこの機能や私の感想などを書いてみます。
Imobile1

特徴は、
GSM 900MHz, 1800MHz, 1900MHzに対応。
GSM機では世界最小。
MP3プレーヤー内蔵。
FMラジオを内蔵。
私の興味は、
独特の形と表面ミラー仕上げ。
1G (ギガ) までのmicroSDカード(TransFlash)を追加可能。
SIMロックされていない。
11時間の音楽が再生可能。
この大きさで電話の待ち受け時間は最大220時間。
通常のヘッドフォンがそのまま利用可能。
MP3を着メロに指定可能。
USB端子から充電が可能。
ワールド対応の充電器。(日本型コンセント)
タイ王国製というめずらしさ。
値段が安い。
割切らなければならない点は、
日本国内では電話機能は使えない。
日本語によるメッセージ等の入力は不可能。日本語SMS表示は可能。
MP3ファイル名は日本語表示されるが、ひらがなのフォントがヘン。
FMラジオは周波数帯が異なるため日本やロシアでは使えない。
なぜか通信販売でしか手に入らない。
つまり日本に住む日本人は、わざわざこの機種を選ぶ理由がないことです。
但し日本国外に住んでいる人にとっては結構オモシロい携帯電話ではないかと思います。
さて上記のうちいくつかの点について詳しく書いてみます。
1.世界の標準といってよいGSM方式の3バンドに対応しているので欧州だけでなく米州でも使用可能。またSIMロックされていないので現地で手に入れたSIMカードをつかってすぐに使えることと思います。ドコモのFOMAカードUIM(USIM)を入れても使えます。
2.大きさは見ての通り。表面がミラー仕上げであることとOLEDを用いている事から、太陽光の下では見えにくいという欠点があります。
3.電池の使用については、音楽プレーヤーと組み合わせて使う場合は、短めだと思います。サイズが小さいのである程度仕方がないとは思いますが、USB端子から充電ができるので職場に専用充電器を用意しておかなくとも良いことがせめての救いです。ちなみに付属の充電器は100Vにも対応しています。
4.MP3プレーヤー機能については、街で一般に安価で売られているUSB型スティック型の物と同じと考えて差し支えありません。そのためUSBメモリーとしての利用も可能です。但しMP3形式のみ再生可能です。つまりWMAなど他形式のファイル再生はできません。当然音楽を聴いている最中でも着信できます。MP3プレーヤーとしてみると曲と曲の間に「プチッ」と音が入ります。また無音時に受信動作のためか不要な雑音が入ることがあります。そのためあまり出来はよくありません。 プレーヤー機能とは異なりますがMP3を着メロに設定することが可能です。
5.外部との接続端子として、ヘッドフォン端子(兼ハンズフリー)、USB端子があります。残念なことにBluetoothやWiFi、赤外線通信(IrDA)等の機能は付いていません。またパソコンと繋いでデータ通信はできません。
6.珍しくタイ製です。私の家にある唯一のタイ製品ではないでしょうか。このSmart i-Mobile社ですがタイでは株式上場されており携帯端末事業だけではなくネットワーク事業者でもあるようです。しかしながら欧州からウェブページに接続できません。政治的な影響かもしれませんが、この辺のいい加減さが私の「タイの印象」とマッチしています。
さてこの製品に興味を持って手に入れたいと思った人はどうしたらよいのでしょう。私はいつものごとくeBayで買いました。価格は36ポンド+送料19ポンド。(約13,000円)
このショップ「TeleWhiz」から買いました。
送料が高いのですがタイからはFedExで送って来ました。今回は週末に注文、タイで月曜昼に発送、イギリスの我が家には水曜日朝に届きました。
月曜昼にバンコックで集荷され、その深夜にフィリピン着。
火曜早朝空路パリへ、夕方パリ到着、そこからロンドンへ。
水曜早朝に通関後、我が家の近くの集配センターへ、そして我が家へは朝9:30到着。
(Web経由で刻々と荷物が積み替えられていく状況がトラックできて楽しいFedEx)
しばらく使ってみようと思います。