2006年10月19日木曜日

機内ネットサービスは終わり


既にボーイングから発表があったとおり、機内からのインターネットが利用できなくなってしまうようです。
私は毎回利用していた事に加えて当ブログでは、機内からのインターネットを何度かネタにしていたのですが、大変残念です。
これにともなって、10月から年末のサービス停止に向けての間、
「通常26ドルの利用料金が無料だそうです。」
まあ考えてみれば、離着陸の時間を除くと10時間もの飛行中、実質20ドル以下でいつでもネットが使えましたが、これってイギリスのマクドナルドにあるWiFiアクセスポイントからインターネットを使う料金よりも安いんですよね。 ほかに利用者も少ないようだし、これでは採算は合わないだろうなあ、とも考えられます。
技術的にはで可能で実現してみたが、やってみたら商業ベースでやっていけなかったサービスとしては、
・音速の2倍で飛ぶコンコルド
が真っ先に浮かびます。
毎日11時15分頃と19時15分頃に私の家の真上をすごい騒音を立てて飛んでいました。とってもうるさかったのですが、もう聞けないと思うとそれも残念です。
私は、ほかには衛星を使った「ワールドスペースラジオ」http://www.worldspace.com/ などが次に危ないのではないかと思っています。
私はマニアなので日本語放送があれば車に取り付けてでも聴くのですが、一般には難しいでしょうし存在を知らない人の方が多いのではないかと。
全世界を相手にした商業民間放送はスポンサーの関係でむりだろうなあ。生き残る道は、世界の中国人、インド人向け放送、アフリカ向けフランス語放送、各国国営放送がつかってくれれば、リスナー数は稼げるのかもしれませんね。
とりあえずは日本も命令放送の分を短波だけではなく全世界で衛星で聴けるようにするというのは、いかがでしょうか。(無理だろうなあ。それに私も聴かないとおもうなあ)
「航空事業」や「衛星サービス」は、投資額に比べてその回収ができるサービスとできないサービスの明暗がはっきりしているようです。
今回の「機内インターネットサービス」は、上記の両方のキーワードにかかっています。