2009年12月25日金曜日

アメリカのミリタリー時計


なんとなくアメリカの軍用腕時計にも興味がわいてきました。
そのうち安いものを一本買おうと思っているのですが今のところMarathon社のNavigators MIL-PRF-46374G Type III Class1という物が気になっています。
Navigators
これはダイバーズウォッチみたいな格好をしていますが、実際は空軍むけのようです。さらに一般のサービス業務に携わる人も使われるようです。
回転ベゼルには「分」ではなく「時」が刻まれていますがこれは別な地域の時間を読み取るために便利なものです。 気になる値段ですが新品がおおよそ140ポンド程で取引されているようです。日本では4万円でヤフオクにて取引されていました。
さてこの時計を調べている間にいくつか気になることがあったので書いて見ます。
* 筺体はプラスティックです。
そのため軽いようですがあまり高級感はないようです。まあ硬質プラスチック様なんです。
* この時計は1つあたり42ドル以下(3900円程)で軍に納入されているものです。
納入書を見てみると一本当たり41.81ドルです。その程度の値段で儲けを出している製品です。決して質感や高級感を求めてはいけません。
* このモデルは1石です。
つまりクォーツとしてみた場合は精巧に作られているものではなく高級なエレメントは使われていません。
* つけて泳ぐことは勧めません。6気圧防水です。
ちなみに同じMIL-PRF-46374シリーズのスペックのモデルでルミノックス社から出ているモデルがあります。こちらは防水20気圧もあり、たぶんMarathon社よりもさらに丈夫なのかもしれません。しかしこれはミリタリーモデルであり正式に納入されているものではないようです。軍の部隊(Unit毎)で導入する事は否定しませんが、Luminox社製はアメリカ空軍の官品とは言えないと思います。ここは想像ですが軍全体として導入するためにはLuminox製はコスト的に合わないのではないかと思います。
このように見てみると軍用時計はそれほどヘビーデューティーではなく結構安物の時計のようです。
まあ軍用時計として正式採用されているものはメジャーなもので、アメリカはMarathon、イギリスはCWC、その他は不明ですが多くの国では今どき時計を官品として配っていないのではないかと思います。

2009年11月28日土曜日

G10を選んだ理由


さて、私がなぜG10を選んだかの理由を書きます。
私は腕時計のコレクションをしているわけではないのですが、動かない腕時計がたまって来ました。ちなみに私は腕時計を普段していません。
自動巻き:
どうもメンテナンスが必要でコストがかかります。私の場合は、めったに使わないものの既に15年ほど前に買ったスイス製クロノグラフ腕時計も本来であればメンテに出されていなければなりません。一日に5秒くらい進みます。
別に1945年物の同メーカー製の腕時計もあるのですが、こちらはメンテをしてもらったにもかかわらず一日に30秒ほど進んでしまうようです。
私にとって自動巻きは持つ楽しみはあるのですが、いかんせんコレクション時計になってしまい実用には耐えません。メンテのコストもかかります。よってこれ以上増やすのは得策ではないと思いました。自動巻きの利点はフォーマルな場所にはめていきたいときにいつでも使うことが出来ることです。つまり私にとっての自動巻き時計はそれなりの時計でなければならないということです。そう簡単に大枚をはたくことはできません。
クォーツ時計:
数本持っているのですが電池が交換されずにほおってあるものが何本もあります。80年代のクォーツは裏蓋を開けて自分で電池を交換することがたやすいのですが、それ以降のものは自分で傷をつけずに裏蓋をあけられないことが難点です。よって時計屋さんに持っていって電池を交換してもらうことになります。
さて今回カジュアル目的で買ったG10ですが、裏蓋に電池蓋がついています。コインなどでひねれば簡単に自分で電池の交換が出来ます。つまりランニングコストが極めて安くつきます。そのためあえて電池蓋のあるモデルを選びました。
このように自分で電池が交換できるクォーツのよいところは、仮に30年近く前のモデルでも自分で電池さえ入れなおせば実用になるところです。この先もボタン電池さえ手に入れば20年後でもしっかり実用に耐える動作をすると思います。
さてアクリル風防のG10は何年もつでしょうか?

イギリスのミリタリーウォッチのスペック


イギリス軍用腕時計の仕様書を探してみたら見つかりました。
リンク先は、イギリスのMoD、つまりイギリス防衛省です。
http://www.dstan.mod.uk/data/66/004/04000400.pdf
これは「電池式ジェネラルサービス向け腕時計」、つまりクォーツ式G10の仕様書のようです。
電池蓋の装着や裏蓋の刻印のサイズも指定されています。
CWCは風防がアクリルでこれはG10の要求だということですが、仕様書に書いてあるわけではないようですし、実際に他社ではミネラルガラスのG10を軍に納めていた実績があるので、軽さや丈夫さの要求を満たす目的でCWCが独自にアクリルを選択しているのかもしれません。
私がCWCから購入したG10ですが、予想したとおり裏蓋の刻印が官給品と異なります。具体的には、品番は同じですがCから始まり数字4桁のシリアル番号形態で年号がありません。さらにWaterResistant5ATMと書いてあります。私の場合は同じスペックのものが欲しかったので構わないのですが本当のマニアは満足できないかもしれません。

2009年11月22日日曜日

UKミリタリーウォッチ


今回はイギリスの軍用腕時計についてです。
年末の海外リゾート旅行に使える手ごろな腕時計がほしくなりました。条件としては、
防水: プールに入ったり、海にも行くので100m防水が望ましいです。
ユニーク: あまりにも周りの人が持っていないものの方がよいと思いました。またスウォッチなどは避けました。
盗難にあわない: 要は安い時計のことです。オイスター王冠時計のようなものや、GMT時計は海外ではめていると狙われたり部屋から盗まれる可能性があります。地味で安い時計がよいです。
薄くて丈夫: カシオのシリーズのデジタル時計を持っているのですが、ちょっとゴッツイですしそこまで丈夫である必要もありません。薄さは10mmほどがよさそうだと思いました。
他には、はっきりと見やすいアナログのクォーツがよいと思いました。必ずしも毎日はめるわけでもないためです。
Lorus Military Style
結果、低価格のLORUSミリタリータイプの腕時計を買いました。でも本物のミリタリー時計ではありません。あくまでもミリタリータイプの時計です。
このLORUSというブランドは、SEIKOの海外向け低価格ブランドでエレメントは日本製です。イギリスでは街角の時計屋さんにて見つけることが出来ます。今回購入したモデルは造りもしっかりしていて100m防水です。他にもチタンケースのミリタリーモデルやクロノモデルも販売されています。
さらに2本目としてCWCのG10も買いました。
CWC G10

実は今回の時計を選択している最中にイギリス軍向けの時計を調べてみたのですが、イギリスではいくつかの販売者がミリタリースタイルの時計を販売しているようです。今回はなかでも気になったG10と呼ばれる腕時計のモデルをいくつか記述します。G10は安価で一番基本的な時計で兵隊たちが使うものと思われます。一般に日常生活防水レベルの50m防水です。
CWC:
Cabot Watch Companyというブランドがあり、ここは現役で陸軍にはG10、海軍にはダイバー、空軍にはGS2000を現役で納入しているようです。また一般にも新品を販売してます。全てスイス製だそうです。
G10については、風防がアクリル製なのが欠点だと思うのですが、CWC曰く、G10の要求仕様だそうです。またGS2000の裏にCが書いてあることについて、一般向けを意味するCivirianのCであるとの噂が流れていますが、CWCによれば実際はCarbotのCだと言うことです。戦場に持っていくものとまったく同じかどうかで言えば、裏蓋の刻印は異なると思います。他は同じと信じたいところです。実際には新品デッドストックも売られていますが1990年以前のもののようです。そのためいくら本物とは言えトリチウムが発光するかは疑問ですし精度もあまり期待できないかもしれません。
Pulsar:
ここも過去にG10を生産していて、2001年頃は軍に正式採用されたそうです。PulserのG10は風防がアクリルではなくミネラルガラスのものを納入していたそうです。現在新品のG10は手に入らず放出品のみ手に入れることが出来るようです。そのため8年もので傷が多いです。Pulsarは実はSEIKOの低価格ブランドで日本製のクォーツエレメントです。現在もPulsarブランドの一般向け腕時計はイギリスで販売されています。
MWC:
Military Watch Companyというブランドがあり、ここもG10モデルを作っていますが今のところイギリスの軍には納入実績はないようです。かわりにG10をカスタマイズしたものなどを官庁や警察部隊、退役軍人に納入しているようです。一般向け小売もしています。そういう意味ではミリタリータイプの時計を販売している会社ですが、選択肢が多くなっています。エレメントがRonda製で販売価格も安く、ミネラルガラスのものやつや消しなどいろいろな種類が選べます。またメーカー名が文字盤に書かれていない物もあります。このメーカーのG10モデルは30m防水モデルと50m防水があります。バッテリーハッチをなくして薄く安くしたものなどユニークです。
ネットでサーチすると一番たくさん出てくるのがこのメーカだと思います。値段と実用性ではここのG10が一番かもしれません。結構評判がよいようです。
まあ上記が安くてイギリス軍の採用しているもの(G10)、もしくはそれに類するもの(G10のバリエーション)を販売しているところです。
G10っぽいものでは他にもSEIKOやSWISSMILITARYやTIMEXもミリタリーウォッチを出しています。この中のSEIKOは、過去にイギリス空軍に納入されていた時期があったようです。それ以外はいずれも軍採用のものではなくミリタリーファッション時計のようです。
さて最初に書いた私のLorusはPulser G10の親戚にあたるかもしれません。
ちなみにG10とLorusの違いは、
G10にはバッテリー交換用のハッチが裏蓋についており自分で新しいSR920SW(SR69)ボタン電池と交換できます。Lorusは時計屋さんで電池交換をしてもらう予定です。
G10ではベルトを留めるピンは外れないようになっています。そのため2ピースのベルトへの交換は出来ません。Lorusはピンが外れるようになっています。
G10はトリチウムという発光物質が使われていますがLorusは蓄光するタイプです。かつ文字盤全体が光ります。
G10には日付表示がありませんが、Lorusには日付窓がついています。
G10の風防はアクリルですがLorusは強化ミネラルガラスです。
さてあなたはどちらが好みですか?
腕時計は時を告げる目的だけではなく持つ喜びや物によりステータスにもなりますが今回私は二等兵の実用腕時計から選択しました。

2009年9月11日金曜日

eneloop mobile booster


以前、「USB電源お出かけ用」という記事を書きました。そこで紹介させてもらったのはPowerBank slimというリチウムポリマー充電池でした。記事を書いてから2年が経ちましたが、私のPower Bank Slimは充電されなくなってしまいました。大変重宝しましたが回数としてはあまり使っていないので、もったいなかったです。
ひょっとしたら2年で使えなくなるなんてすごい弱点ではないかしらと思っています。
さて同じものを買うのもイヤなので、今度はeneloop mobile booster(エネループモバイルブースター)KBC-L3S
を買いました。電池の容量は3.7Vで2500mAhであるためPower Bank Slimより2割ほど大きくなっていますがサイズは小さめです。
他に比較してみるとエネループはPower Bank Slimに比べて2つほど弱点がありました。
eneloop mobile boosterは5VのUSB出力が500mAまでに制限されているようでi-Phoneが電池切れになったとき、なかなか充電が出来ませんでした。また本体があったかくなりました。
またeneloop mobile boosterは充電しながら同時に出力が出来ないようです。対してPower Bank Slimでは問題ありませんでした。
今のところそれほど頻繁に使用していないのですがエネループには自然放電の少なさに期待しています。

2009年3月12日木曜日

Blackberry用 アプリJournal Barの感想 (その1)


実は私は一時期、携帯用のアプリなどのソフト開発にたずさわっていたことがあるのですが、それほどプロフェッショナルでもありません。
今回は、ブラックベリーに私が気になったソフトを入れて使ってみた感想を書いてみます。今回はJournal Barというソフトで触ったのは半日程度です。
Journal Bar
このソフトを入れると、例えば
a.) 5つの都市の天気と時刻の表示
b.) さまざまなニュースとRSSフィード
c.) スポーツニュース
d.) 映画のスケジュールやレビュー
e.) 為替レートと世界中の株価
f.) Webへのリンク
g.) 飛行機のタイムテーブルとホテルの予約。
等の情報が自動的に得られるそうです。詳細は本家のページを見てください。
どうも世界中を飛び回るビジネスエグゼクティブに向けて作られたようなニオイがします。
実際に入れてみましたが、看板に偽りはなさそうです。確かに情報にはアクセスできるようです。(たとえ一部は役立たずの情報でも.…)
しかし、ハッキリいってこれらの情報を得るために、初回に40ドルを払い、毎年20ドルの情報料を支払う気に私はなりません。
理由は、このソフト、
未だにベータのようで信頼性が低くけっこうな数のバグが見受けられます。
一度起動すると、バックグラウンドで動作し続け、終了することが出来ません。ローミングで無駄なデータを使いたくありません。さらに、なぜか2重起動していて困ります。
アメリカ以外で役に立たない情報があります。またバグなのか更新されない情報もあります。
上に記した殆どの情報は、iPhoneにあらかじめ入っているソフトや無料アプリで取得できます。つまりその程度の情報です。
一つだけ便利だと思ったのは、飛行機の発着状況を調べることが出来ることです。
ちなみに、この便利な機能はFlightstatsという会社と提携しているようで、個人で利用するならばこのソフトを使わずとも、携帯ブラウザから直接mobile.flightstats.comにアクセスすることにより同じ情報が得られます。 よってこのアドレスをブラウザにブックマークする事でヒースロー空港などの飛行機発着情報を見ることができます。
ちなみにホテル予約をしようとサーチしても、イギリスの情報は出てきません。世界を飛び回る人にとっては不十分だし、普通はオフィスで誰かが宿を取ってくれるのではないでしょうか。(バッグパッカーならば次の日に宿泊する宿情報を欲しているかもしれませんが、果たしてその手の安い宿の情報が出てくるのかは疑問です。)
私にとって、その他の情報や機能はブラウザのショートカットで置き換えられる程度でしかない見事なソフトでした。
このソフトは、お勧めしません。
★☆☆☆☆ 一つ星です。

2009年2月26日木曜日

Blackberry機種比較


最近ブラックベリーBoldの記事が多いですが、実は今現在私はBoldを使っていません。今年に入ってから発売されたCurve8900という機種を使っています。ここで私が使っていた機種の簡単なおさらいをして見ます。(日本ではボルドしか選択肢がないですが、参考まで。)
Curve 8900:
現在のメイン機種。Boldの弟分という感じだがさらに小型軽量でありながらLCDの解像度はBoldと同じ、カメラはBold以上の3.2Mpicsオートフォーカス。よって機能はBoldとほぼ同じかそれ以上のマルチメディア機である。本体が小さくなった分、キーピッチが狭いが、各キーが離れて配置されているためBoldよりタイプしやすいと感じるときもあり。なぜか日本語にも対応している。私にとっての大きな欠点はWCDMAに対応していないため日本国内にて使えない事。
Bold 9000:
GSMとWCDMAに対応しているので日本でも使える。またマルチメディア対応を意識している機種である。日本語に対応しているので大変便利。ちょっと大きめなので現在のサブ機。
Curve 8310:
日本語は表示のみで入力には対応していないが、上記の2機種が日本語対応されるまでの間のメイン機種。サイズは小さいがキーパッドが一番押しやすかった。カメラや動画再生には対応しているもののそれぞれのスペックは高くないためマルチメディア志向ではないと思う。ビジネス用途でかつ日本語入力が不要ならこれがお勧め。
Pearl 8120:
小型で普通の携帯電話の形をしている。日本語表示のみで入力には対応していないが、英文の入力はQWERTYキーには及ばないが辞書が大変賢いため意外とスムーズに行える。通常の携帯電話にBlackberry機能がほしい人向け。マイクロSDでメモリーを拡張するとその大きさから意外と音楽プレーヤーとしても使えます。休暇中に持ち歩くのに便利。
現在会社のスペア機としてStormをオーダー中。日本語に対応していないようなので普段使いにはならないと思いますが、Blackberryがどのようなテイストのタッチスクリーンを出しているのか体験してみたいと思います。

2009年2月25日水曜日

iPhoneとBlackberry Boldの感想


私の妻はiPhone 3Gを使っており私もさわる機会もあるため、思いつく点についてBlackberryとiPhoneを比較した感想を述べてみることにします。
私はイギリスに住んでいるので、若干日本国内携帯のユーザーが見た点とは比較の対象が異なるかもしれません。またネットワークには、iPhoneはイギリスのO2、Blackberryは、Vodafone UKを使っています。ソフトバンクのサービス状況は知りません。
私の考えでは、「パパは仕事でブラックベリー、ママは趣味でアイフォーン」ではないでしょうか。これがそれぞれの機種の住み分けだと感じています。
ママは趣味:
私の妻がスマートフォンとしてiPhoneを持つ理由は趣味以外の何者でもありません。時間に縛られず場所を選ばずに色々な事が出来なければなりません。
そして趣味には高いセキュリティは必要ありません。カッコよく音楽を聴いたり大きな画面で動画を見たり、ウェブベースでiPhone専用に設定されたページの情報にアクセスできるのです。メールはメルマガを読んだり友達との間での情報のやり取りです。キーやボタンがほとんど無いのでタッチスクリーンが好きな人向け。
パパは仕事:
私がスマートフォンとしてBlackberryを持つ理由は仕事のやり取りがメインです。QWERTYキーパッドによる入力は効率的でスペルチェッカも優れています。メール端末としては時にPCの代わりになれるため、資料作成を必要としない業務上の連絡はこれでOKです。またメッセージがPushされてくる事は当然です。セキュリティに重点が置かれており落としても情報は見れません。(パスワードがかかっているレベルとは異なります)。ブラウザや地図ソフトは出来るだけ大きな画面で見たいですが、キーパッドやトラックボールで操作が出来るので見たい情報を絞り込みやすいと思います。
趣味として持ち歩くためのiPhoneにがんばってほしいこと
カメラがしょぼい:
もっと綺麗な写真が撮れるようにしてほしいです。オートフォーカスと補助ライトは必要だと思います。
液晶がしょぼい:
はっきり言って発色が悪いです。Boldの方が断然綺麗です。せっかく大画面なのに。
電池が交換できない: 電池がもたないので出先で予備電池と交換できない。さらに内臓バッテリーの寿命が製品の寿命の携帯電話って不安です。安いものではないし。
仕事として持ち歩くためのBlackBerryBoldにがんばってほしいこと
BlackBerry専用日本語Webページ:
端末本体に関する要望ではないのですが、日本語で対応したページがありません。またサービスとしてカナダではBlackBerryをe-チケット代わりにして飛行機にチェックイン出来ます。BlackBerry専用ページを使った各種サービスやサポートが望まれます。
仕事として持ち歩くためのiPhoneにがんばってほしいこと
まあそもそもiPhoneは仕事用(エンタープライズ向け)のスマートフォンではない気がしますがここではSohoを想定した場合で考えて見ます。
英文日本語入力方法:
慣れなければいけないと思うのですが、タッチスクリーンの入力にてミスタイプが多くなります。また日本語テンキーひらがな入力の際に「直前の文字に戻る機能」がほしいです。
趣味として持ち歩くためのBlackBerryBoldにがんばってほしいこと
追加アプリやゲーム:
特に日本語対応のBBアプリがありません。iPhoneがうらやましいです。また利用可能なソフトをWebページだけではなくiTuneのようにBlackBerry Desktop Managerなどにて一覧で表示してほしいです。
それにしても私の地域ではO2を使ったiPhoneでのウェブブラウズの速度が遅いです。「ページを開けません」と言うような意味のメッセージが出たり、それを繰り返すと徐々に表示されたり、はっきり言って使い物になりません。WiFiでの動作はOKですが、ネットワークを使ったサービスにはがっかりです。ちなみにO2 UKはVodafone UKと並んでメジャーなオペレータなのですが。
さて私が仕事でBlackberryを渡されない(BESがない職場)ならば、どちらを選ぶでしょうか。
迷うところですが私は多分BlackBerryBoldです。理由はカメラと入力のしやすさ等が理由です。でも毎月の基本料が高い事が欠点です。

2009年2月19日木曜日

Blackberry Boldで出来ないこと


Blackberryについて褒めまくりましたが、今回は出来ないことを書いてみます。
あきらかな事なのですが、
お財布携帯:
絵文字:
携帯メールアドレス:
ワンセグ:
これらはついていません。またドコモがサービスしていてソフトバンクがサービスしていないようなもの(つまりオペレーターが独自にサービスしているもの)はまったく対応されていません。
意外な事としては:
PDFファイルを開くことが出来ません。ワード、エクセル、パワーポイントのファイルは開けるのになぜかPDFを開くには別なソフトベンダーからビューアーを購入しなければなりません。
動画サイトは見れるの:
私の場合、携帯版Youtubeサイトにて動画を再生することが出来ません。オペレータ側の設定なのかBESの設定なのかわかりません。注意してください。
フラッシュのサイト:
フラッシュを用いたサイトを見ることは出来ません。
メディアプレーヤーとして:
再生時間は10時間ほどでしょうか。国内の携帯電話に比べて10分の1くらいですね。
通常のヘッドフォンがそのまま使えることが良いところです。私は使っていないのですがi-Tunesと同期できるそうです。私は8ギガのマイクロSDカードを使っています。
再生できるファイル:
MP3のファイルを着メロとして使うことが出来るようです。またMIDI形式も可能です。
但し、3GPフォーマットは認識されないようです。MMFもだめみたい。
置き換え可能なサービス:
i-mode:→ ブラウザ
通常のページに加えて、i-modeでも勝手サイトと呼ばれているインターネット上にあるi-mode用のページは見ることが出来ます。また、2ちゃんねる等の掲示板の携帯用ページも見ることが出来ます。その場合、例えば番号キーを押下することによるナビゲーションなどの一部の機能は使えません。
地図情報サービス:→GoogleMap
ブラックベリーに付属する地図はまったく使い物になりません。よって携帯用のGoogleMapを使っています。またGoogleのLatitudeにてイマドコサービスと同じこともできます。

オマケでついているゲームはまったく面白くありません。

2009年2月18日水曜日

ブラックベリー ボルドは仕事に使える携帯情報端末


携帯情報端末のブーム:
以前、PDAブームに続いてPalmのブームがありました。それ以前にもWindowsCEやザウルス、PsionなどのPDA(Personal Digital Assistant)と呼ばれる携帯情報端末がはやりました。私もそれらを愛用していましたが、結果としては一過性のブームとして下火になってしまいました。 理由はそれぞれあると思いますが、結局はメールやウェブブラウズが出来ない手の中の情報端末に限界を感じてきた事や、企業のセキュリティに対する意識の高まりにもその理由があるのではないかと思います。また個人の用途については携帯電話がその役割の一端をになっているのではないかと思います。
携帯端末の失われた8年:
当時、私はPalmを会社のOutlookと同期させてスケジュールやコンタクト、ノート等を管理していました。そして朝の出勤前にその日のスケジュールを確認し、会社に着くなりデスクにてメールを同期していました。
しかしながらその後、企業の情報セキュリティの意識が高まり、私が勤めている職場では2001年頃から個人が会社の情報を携帯端末にいれて持ち歩くことが出来ない事になりました。
そうなると携帯端末の意味は有りません。マイカー通勤では移動中にSyncしておいたニュースを読むこともありませんし、持ち歩く頻度も必要性もなくなり、気がつくと使わなくなっていました。また過放電される事が多くなったためかバッテリーも充電できなくなっていました。
結局スケジュール管理は会社のパソコンで行う事となり、コンタクトの管理には携帯電話を使う事になりました。
携帯からは貧弱なWAPブラウザを使って、英語のページを見ていましたが、はっきり言ってどうでも良い情報ばっかり。私にとってはキラーコンテンツと呼べるには程遠いものばかりでした。
特に仕事に使えるものはまったく何もありませんでした。
これは私にとって仕事用の携帯端末の失われた8年でした。
日本語が使える携帯として:
私は以下のようなスマートフォンを使ってきました。
Nokia 6630、Panasonic X800 (Symbian S60 2ndエディション)Pushメールに対応できず。貧弱なブラウザと日本語辞書。セキュリティに対応していない。ほとんど趣味の世界。
Nokia E61(Symbian S60 3rdエディション) Pushに対応。メモリー不足、安定性に難あり。待ちうけ時間が貧弱。操作で指が痛くなる。個人レベルの仕事ならやっと実用可能なレベルだと思う。企業としてはセキュリティ用件を満たしていない。
BlackBerry Boldの登場:
そこにやっと日本語対応されたブラックベリーボルドが現れました。自分にとっては、8年間のギャップを経てやっと使える携帯情報端末の復活です。まずは本体を手に入れた後、ネット情報を参考に日本語ソフトを入れました。
すごく不思議に思うのですが、なぜ現在までブラックベリーBoldのような日本語が使える真っ当な携帯情報端末が出てこなかったのでしょう。さらに2007年半ばから日本語が利用可能であるブラックベリー8707についても、「なんであんなに古めかしい格好をしているのか」と驚きます。
今回のドコモからのブラックベリーBoldの発売は日本おける、いわゆる「隙間商売」ということになるのでしょうか。その場合ずいぶん大きすぎる隙間だった気がしますが。私は一足お先にイギリスにてブラックベリーボルドの恩恵を得ています。
仕事と趣味の両方でPDAを使う人にはぜひお勧めです。

2009年2月14日土曜日

やっと出会えた日本語対応の携帯情報端末


BlackBerryのBoldを手に入れた事を以前かきましたが、これに日本語のソフトを入れてみました。
これで、メニューや文字入力も含めて日本語対応になりました。
たまたま日本ではNTTドコモがブラックベリーBoldを2月20日から発売するとの発表がありましたが、多分同じソフトウェアだと思います。
これで私の手元にはNokiaの6330とE61に続いてBlackberryが3台目の日本語対応の情報携帯端末となりました。
ところで、Blackberryを使うようになってからE61の存在がかすんできていることに気がつきました。
その理由はE61は安定性と操作性、さらに待ち受け時間に問題があるからです。
安定性:
まずE61にてブラウズを行った場合、ページを見ている最中にブラウザがクラッシュする場合があります。
さらに複数のアプリを起動した場合、知らない間にアプリが終了している事があります。例えばGoogleMapを裏で走らせておいて、IP電話の待ちうけなどを行いブラウザを起動すると、アプリが勝手に終了してしまうことがあります。はっきり言ってこれは致命的です。
こんな調子なので、特にGoogleMapのLatitudeサービスは安定して使えませんし(外部GPSとBluetooth接続で使っています)FringsなどIP電話も待ちうけから外れてしまいます。
対してBlackberryでは、そのようなことがまったく発生しません。常に走らせているソフトとしては、GoogleTalk等があるのですが、これらはいつでも動作しており、よっていつでもつながります。
操作性:
E61のキーボードは硬くてサクサク打てません。おまけに記号などを入力する場合、あの小さなキーを2個同時押しする必要があり大変疲れます。さらに方向キーの役目をはたすスティックは、触っていると指先が痛くなってきます。
待ちうけ時間:
E61にてPushメールを実現するためにMicrosoftExchangeサーバーと接続すると電池がもちません。対してBlackBerryは週末をまたいで使えます。(GoogleMapを起動しっぱなしだと電池持ちが悪くなるが)
Blackberryを手にしてからNokiaのE61日本語版を如何に無理して使っていたのかに気づいてしまいました。
現在のところ海外で使える携帯情報端末としてはBlackBerry Boldが最高だと思います。
とはいえBlackberryにも個人的にはいくつかの要望があります。
1.トラックボールをなるべく大きくしてほしい事。
2.ブラウザがFlashに対応していない事。
3.大きなウェブページを保存する際に時間がかかる事。
望めばキリがないですが、今後も進歩してほしいです。

2009年2月11日水曜日

JBL ON TOUR ポータブルスピーカー


旅行時にホテルにて音楽を聴くことがあるため、小型のスピーカーを買いました。JBLブランドのJBL ON TOURというモデルです。日本ではおおよそ1万円ほどで販売されているようですが、イギリスではebayにて送料込み25ポンドにて入手しました。
これが我が家の3台目のポータブルスピーカーになります。
まずは、PanasonicのRP-SPT70。(約4500円)
次にSonyのSRS-T33というモデル。(約4500円)
そしてJBL ON TOURです。(25ポンド=約3500円)
全て携帯用スピーカーで左右のスピーカーは一体のモデルです。
さて上記3つのスピーカーの音を比較すると明らかな差があります。私は素人ですが感想を述べてみます。
JBL:
明らかに音がきれい。それぞれの音がきれいに聞こえます。またボーカルやトークのブレスもしっかり表現されます。さすがにJBLブランドがついているだけあります。但し低音については、それなりです。とはいえ他の追従を許しません。離れていてもしっかりと音が聞こえます。欠点は日本メーカーの製品と比較して気配りが足りません。例えば、カバーがしっくりしていないこと。配線がきれいでないことなどです。また重さが電池込みで500グラムあります。またパッシブモードでは動作しません。電池がなくなれば音は出ません。ACアダプタが梱包されている所は評価できます。私の感覚では1万円以上出しては買いません。入力端子のプラグを抜き差しする際に指が触れると大きなハムノイズが出る(他のスピーカーでは出ない)のはなぜかしら。 つくりや気配りについては日本製にはかなわないと思います。例えばケーブルのち取り廻しや、カバーの質感などは、日本メーカーの製品には引けをとると思います。(とはいえ気に入ったので実はもう一台オーダーしてしまいました。)
Panasonic:
あまりスタイリッシュとは思いませんが意外といい音を出しています。ボリュームを上げた場合にも歪は出ませんが、プラスチックの筐体から音が出ていることを意識させられます。但し5000円以下のポータブルスピーカーでは、いい音を出す部類に入るのではないかと思います。音量を下げているときはJBLでプレイしていると間違える事もあります。あまりスタイリッシュではありませんが、意外とイケていると思います。電池がなくともパッシブモードで再生できる所が強みです。但しその場合は、プラスチッキーな音がしてしまうところが欠点。また無音時のホワイトノイズが多いことも欠点です。今持っている物が壊れてしまった場合、売っていれば再度買うかもしれません。
Sony:
Mega Bassと書いてあるのですが、バスはハッキリ言ってまったく出ていません。明らかに上記の2機種とは異なる音を出しています。あまり期待してはいけません。容積が小さい事と単四電池が2本で動作するので、持ち運びに便利ですが、持ち運んでも使い物にならなければ意味はありません。 ちなみにパッシブモードでも動作するのですが音量が足りません。 2台目は買いません。
さて、値段で価値をつけるなら私は(個人的な主観ですが)以下のようにランク付けします。
JBL: 1万円
Panasonic: 4500円
Sony: 3000円
どうでしょうか、参考になりましたか。

2009年1月4日日曜日

KeyHoleTVを使ってみた


KeyHoleTVというパソコンでネット経由にてテレビ放送を見る事ができるアプリケーションをインストールしてみました。
説明は本家のウェブサイト、http://www.keyholetv.jp/にて読むことが出来ます。
出来ることを簡単に書くと、
誰かがテレビ放送を受信して、それをKeyHoleVIDEOというソフトでインターネットに公開する。(ネットへの再送信をしている)
公開(再送信)されている番組を見たい人はKeyHoleTVというソフトをインストールしたパソコンで見ることが出来る。その際どのような放送局が再送信されているかをKeyHoleTVのソフトが一覧表示してくれるので見たい放送局をクリックするだけです。
(P2Pという技術をつかっているので、それぞれを仲介をするサーバーが存在するがユーザーは特に意識する必要がないので省略)
注意すべき点は、
放送を公開しているのは一般の人のボランティアであり、放送局などが公開(再送信)しているわけではありません。よって見たい放送局が必ずしも常に見れるわけではありません。
総務省の実証試験で過去に使われたようですが、現在総務省が放送の再送信にお墨付きをつけているわけではないようです。
私の感想は、
海外に住んでいる身としては番組を見たりラジオを聴いたりすることが出来てたいへん便利です。特に、
ソフトが軽いので簡単にたちあがり、サーバーへのログインも早い。
エンコードやデコードに時間がかからないためチャンネル切り替え時にストレスがない。
但し画質や音質、画面のフレーム数は全体的に低いのでパソコン画面の端っこにてプレーしておく程度です。
テレビを見るよりもラジオを聴くほうに向いていると思います。
KeyHoleTVのソフトはあまり操作性がよいものではありません。またP2Pサーバーもそれほど安定していないと思います。
ちなみに職場のパソコンに入れてみたところ、P2Pサーバーに繋がりませんでした。ポートがブロックされているようです。
私の理解、
これは確実に著作権違反ですね。今のところ接続している人は観たところ数百人程度しかいないようなので問題になっていないかもしれませんが、メジャーになれば取り潰されると思います。
P2Pでは多くの場合送信した側が捕まってしまうので、一度誰かが捕まればおのずと誰も再送信する人がいなくなるのではないかと思います。
まあこれでお金を儲けている人はいないようですし、この程度の音質や画像ではそれほど目くじらをたてる事もないかもしれませんが、法律的には絶対にアウトだと思います。
私もイギリスのテレビやラジオをネットにて再送信してみたい気にもなりますがリスクは負いたくないのでやりません。