2008年12月28日日曜日

Nintendo DSで動画と音楽


任天堂のDSについては、あまり詳しくないのですが、DSを改造やファームを変更せずにMP3や動画を再生するカートリッジを見つけました。
Games n' Music for DS というカートリッジで、20ポンド弱で購入できます。ちょっと妖しげなものですが、旅行時等に便利だと思い買ってみまたのでそのレビューを書いて見ます。
Dsmp3
中身は、カートリッジとマイクロSDカード256M、マイクロSDのUSBリーダー、CD-ROM一枚でした。
おもしろいけど実用的ではない?
形はDSのカートリッジにマイクロSDスロットがついたもので、音楽やビデオ、ソフトをマイクロSDにコピーしてDSでプレーします。やはり弱小メーカーがアングラ的に作っているものだけあって全体的には不満です。実用にはならないと思います。
MP3プレーヤーとして
曲の早送り、巻き戻し、先送り、ポーズなどができる基本的なプレーヤ。
単純な曲をプレーするという目的ではOKですが駄目なところだらけです。
まず、プレーリストが使えないのでだめ。
曲のプロパティを読み込まないのでだめ。
ファイル名に日本語キャラがあるとファイルとして表示されないのでだめ。
音質を気にして使うものではありません。
ビデオプレーヤーとして
付属するソフトをPC上で走らせてAVIやMP4ファイルを専用フォーマットに変換した後にSDカードにコピーして使います。 一応きれいに再生できますが一つ決定的な不満があります。それは
必ず最初からプレーすることしか出来ません。早送りなどで途中から再生することが出来ません。
なので映画など長いビデオを見るときなど不便です。
ゲーム
いくつかゲームが付属しているのですが、どれもクズみたいなゲームです。多分マニアな人は別なカードから吸い出したゲームをセーブして使うのかもしれませんが私は試していません。
ちなみにすべての操作は画面をタップして行います。キーパッドは効きません。
イギリスのArgosというカタログ販売のお店から購入できます。

短波ラジオの出番がない


今年はあまり趣味に時間がさけなかったため年末久々に短波ラジオのスイッチを入れてみました。
Radio Japanが停止していた:
以前出張先ではソニーのICF-SW100というラジオを持っていってNHKラジオジャパンを聴いていました。
本日久々に聴いてみようと思ったのですが、ヨーロッパ向け放送は、既になくなっていることに気が付きました。(2007年10月1日に停止したようです) やはり時代の流れですね。
BBCワールドヨーロッパ向けも停止:
代わりにBBCワールドサービスを聴こうと思ったら、こちらも2007年3月にヨーロッパ向けサービスが終了していました。BBCワールドサービスを聴くためには、地デジ音声又はネットで聴くことになります。
長波198kHzのワールドサービスもイギリス国内向けBBC4になってしまいました。
GFA22も停止していたが:
このICF-SW100は小さいながらSSBの受信も可能なので、パソコンと組み合わせてRTTYやFAXの受信も出来ます。真面目にやったことはありませんが、出張先の国の気象情報を受信してみることもできます。
これも気がついたのですが、イギリスのBlacknellにあった気象FAX局(コールサインGFA22)も停止になっていました。代わりにNorthwoodのRAF(コールサインGYA)が気象情報の発信を同じ周波数(4.610MHzその他)で引き継いだようです。
DDK2は聴こえる:
ドイツのRTTY局であるDDK2は相変わらず元気に波を出していて、私のいるロンドン近郊では一日中いずれかの周波数で受信する事が出来ます。
ということで時代は短波からネットやデジタル放送へと確実にシフトしています。今の短波ラジオが壊れたらその次をを買う理由がなくなってしまいそうです。
私の妄想では、近い将来に船で旅行に出かける予定で、旅行中は気象FAXとRTTYを常に受信しNHKのラジオJapanで日本の情報を受信しつつゆっくり過ごすつもりで居ました。実現は難しそうです。

2008年10月10日金曜日

ブラックベリー ボルドの印象


最近BlackberryのBoldを手に入れました。会社が用意してくれたのですが今のところ職場のBESでアクティベートせずにネットワークオペレータVodafone UKのBISをつかっています。
この機種は日本語の表示が過去のモデルに比べてうまく出来るようです。但しWAPを使った場合は一部の日本語ページが文字化けします。これは私のオペレータのWAPゲートウェイが原因のようです。(その後BESを使って見たところ日本語文字が正しく表示される事を確認しました。)
手にしてみると現在日本で流通しているモデルは、ちょっとやぼったいデザインに見えます。
ボルドの感想ですが
画面がとても綺麗:
日本の高価格帯の携帯と同じような綺麗さです。写真も綺麗に表示されます。タッチスクリーンではないため汚れないです。
これは電話ではない?:
電話として使うにはちょっと大きすぎると思います。これは打てるメール端末ですね。
3GとHSDPA対応:
これで日本に出かける際にも持って行けます。世界中ほぼ何処でもメールがつかえます。
他のBlackberryと同様にマルチメディアプレーヤーがついていて、ヘッドフォンジャックも一般のヘッドフォン用なのが良いところです。
早速8ギガのマイクロSDカードを注文して音楽プレーヤーとしても使う予定です。

2008年10月9日木曜日

RDS TMCによる交通情報


ヨーロッパにもカーナビの画面に現在の交通情報を表示するためのシステムがあります。
これはRDSと呼ばれるFM文字放送の技術をつかったものでRDS-TMCと呼ばれています。
私の運転する車のカーナビにもついているのですが、イギリスに限って言うと、
1.情報が遅い(リアルタイムと言い難い)
2.間違えが多い(そもそも間違っている)
という事がネックで、あまりあてにはしていません。
私は毎日高速道路をつかって通勤しており全行程で片道おおよそ1時間強かかります。
そのためリアルタイムの渋滞情報が必須なのですが、よっぽど酷い情報が出ない限り迂回路を使いません。
1の情報が遅い件ですが、おおよそ15分ほどのラグタイムがあると思います。自分が実際に渋滞の列にならんでからしばらくして画面上に情報が出ることがしばしばあります。
2の間違えが多い件についても、通行止めの表示が出ているにもかかわらず、通行止めになっていた気配さえないこともしばしばあり、本日は、大雨注意のアイコンが出たにもかかわらず雨さえ降っていませんでした。
私が感じている事として、イギリスの高速道路の電光掲示板や電光式の速度制限表示はおおむねリアルタイムに動作していて、実際の状況を反映しているように見えるのですが、同じ情報がRDS-TMCにリアルタイムで共有されていない気がします。
イギリスでRDS-TMC付きのナビ購入を考えている人がいたら、今のところあまり価値がないと思います。
まあ見ていておもしろいとは思うのですがあまり真剣に運用していないと思います。
ちなみにイギリスでの文字情報はClassic FMという放送局の電波を使っています。

2008年5月23日金曜日

Blackberry Curveの感想


以前にも少し書きましたが、仕事の関係でBlackBerryを持たされています。
今までに3機種ほど使ってみたのですが、中でもお気に入りはCurveというモデルです。日本語の入力が出来ない事(日本語表示のみ対応)や、また日本にて使えない(3G未対応)という弱点もあるのですが、英語圏の会社に勤務をしているので業務の目的で言えば最強です。メール端末としてだけではなくスケジュール管理などもOKです。
小さく薄い手ごろなサイズ:
ベルトに専用のケースを使って携帯しているのですが邪魔になりません。この専用ケースに本体を入れると自動的にキーがロックされます。またケースに入っている間のみ有効なプロファイルを設定できるため、身に着けているときはバイブのみにするなど、状況に応じた設定が可能です。
胸のポケットにもフィットしますが、ストラップをつける穴がないのでポケットに入れて使うものではないようです。
待ち受け時間が長い:
頻繁に使用しているにもかかわらず、意外と電池がもつので満足しています。
文字入力がしやすい:
キーボードが小さいにもかかわらず、NokiaのE61などに比べてタッチもしっかりしておりキーが押しやすいです。また隣のキーの押し間違えも発生しにくくなっています。
GmailをPushメールで使える:
会社側の設定によるのだと思うのですが私の会社で使っているBBでは、個人のアカウントをBBに直接設定できます。なので個人のメールを会社に転送せずともBBにて個人アカウントのメールを読むことができます。おまけにGmailのアカウントの場合は、Pushメールとして機能させることができます。よってリアルタイムでメールが届くので大変便利です。(yahoo.comでもOKと聞いたが未確認)
細かい気配り:
受信したメールをサブフォルダに入れる際にもタイトルなどからキーワードから最適と思われるフォルダをあらかじめ予想してくれるようです。そのほかにもかゆいところに手が届く工夫が入っています。また機種を交換する際にも以前のデータの移行が自分でスムーズに行えます。なのでデバイスの切り替えも簡単です。BlackBerryは概してそのような気配りが見受けられます。但し使い勝手が他の携帯と異なるため最初は戸惑いました。
Bluetooth:
最近の携帯には一部Bluetoothがついていて、私の場合は車に乗ると自動的にハンズフリーに接続されるように設定しています。BBの場合、バッテリーや信号の強さも車のディスプレーに表示されます。(E61は不可) 多分最新の機種ではできるのかもしれませんが、BBのBluetoothは大変重宝しています。
上記のようなよい点があるのですが、このようなデバイスを日本で使おうとした場合、運用上でいくつかの課題があると思います。
費用:
私は会社もちなのですが、月に4千円弱のサービス料がかかっているようです。またパケット代は別途請求されるので結構な月額使用量が発生しているのではないでしょうか。
通信方式:
私が気に入っているCurveは日本で使われているWCDMA方式に対応していません。なので古めかしいデバイスを借りて使うか、もしくはE61にBlackBerryクライアントをインストールして使うことになりそうです。 (最近発表されたBoldというモデルが発売されたらそれに乗り換えるつもりです。日本語入力もできそうですし。でも少々大きいようですが。)
日本語のWebページ:
うまく日本語をデコードできないようです。E61はほぼOKです。なのでOperaをインストールして使っています。また私のモデルでは日本語入力ができないのも残念です。(まあCurveは日本向けのモデルではないので当然かもしれません)
複数の電話番号:
私は会社のBBとは別に個人の携帯番号をもっています。元々電話をかけることは少ないため、発信の際は会社のBBを使っています。そのため個人の番号にかかってきた番号を常にBBに転送しています。(私のキャリアは着信の転送が無料なんです)これによりほとんどの場合、BBを1台だけ携帯しています。
でも出かけたときなどに、携帯で長時間Webブラウズしたり、大きなファイルをダウンロードする事が予想される場合に会社のBBは使えないので、2台目の携帯に個人のSIMを入れて使っています。(月5ポンドで2ギガのプランです。 個人のHatchson 3Gを入れたノキアではポッドキャストのダウンロードなどに使用しています。)
ちなみにイギリスのHatchison3Gはパケットプランがお得なのですが、なぜかBlackberryのサービスを行っていません。 残念。

日本ではPushメールが当たり前ですが仕事に使えるセキュアーなPushメール型の携帯端末やサービスがありません。その点において、24時間何処でもメールベースの仕事がこなせるBlackberryは大変便利です。まさに小学生が携帯電話を家でイジクりまくっているのと同じように、仕事が趣味の大人が家でメール対応をしているようなものです。 私の会社はいわゆる外資系のIT企業なのですが時差の関係で本社からのメールが深夜にかけて飛び交います。相手はすぐにリプライが来る事を前提としてメールを送ってくるため家でも仕事になります。
副作用(効果)として、
飛行機に乗っているとき意外はいつでもメールベースの仕事をするようになってしまいました。
朝の出社一番時にメールがイントレイにたまっていないので精神衛生上楽になりました。
そして持ち始めるとBlackberryなしで仕事をすることが考えられなくなります。
よって手放すことが難しくなります。
そうです、本気で仕事のメールをPushメールで使用しているのです。遊びの約束をしているのではありません。これは日本の携帯メールやSMSではできないと思います。
なぜこちらではBBが流行っているのかについては、別途考察してみたいと思います。

2008年3月24日月曜日

EmozeをUKの3Gで試してみた


シンビアンS60のプラットフォームでPushメールを使いたいと思いたち、ネットを検索してみるとEmozeというアプリがあるのを見つけました。 おまけにGoogle Mailに対応しているということなので、新たにExchange Serverのサービスに加入せずともすぐに利用できるようです。
なので、Nokiaの6630にインストールしてテストしてみました。
以下の状況でテストしました。
1.端末はNokia6630の日本語版
2.ネットワークはパケットプランが安い3(Hutchison 3 UK)
3.EmozeではGmail利用を選択
私の試験した範囲での結果は思わしいものではありませんでした。
何が問題であるかというと、「パケット呼が張れなかった」という旨のメッセージがたまに出てきてしまい、毎回そのたびに、OKボタンを押さなければならなかったためです。押すまでの間、Pushとして機能していないようです。
Vodafone UKでも試してみたのですが、同じような問題が発生します。
頻度としては3時間程放置しておくと、いつの間にかメッセージがでている程度ですが、電源が入っている間は何時でもPushメールが安定して利用できるというレベルにまでは達していませんでした。
どうもNokia6630のスタックに問題があるような感じです。
結局は元々設定していたメールクライアントにて30分に1度、POP3へのアクセスで利用した方が便利であるという状況に戻ってしまいました。
Pushメールに関しては別な記事のNokia E61にExchangeServerの組み合わせが安定しています。

2008年3月22日土曜日

E61を使ったPushメール


せっかくNokiaのE61を持っているので、Pushメールを使ってみました。
Pushメールを使うためには、
1.) MicrosoftExchangeServerを用意しなければなりません。
個人で購入することや、サーバーを立てるのも面倒です。今回の場合、とりあえずは実験してみることが目的なので、以下のサービスに入りました。
http://codename.win1.jp/
ここで会員登録をする際にExchangeServerの利用にチェックをいれればOKです。
登録するとこのExchangeServerから新たなメールアドレスが発行されるので、既存のアカウントから転送をするなりしておきましょう。
2.) 携帯にMfE(Mail for Exchange)のソフトをインストールします。
Nokiaサイト内の以下のページでダウンロードすることが出来ます。
http://businesssoftware.nokia.com/mail_for_exchange_downloads.php
その後、各種設定を行いますが、それほど難しいことはないと思います。
感想:
i-modeでは当然に行われているPushメールですが、海外携帯にはSMS/MMS以外にPushしてくるものはありません。 通常のemailがリアルタイムに届けられるのは気持ちいいですね。
また電話帳やスケジュールを書き換えたり更新すると、サーバー側のデータもほぼリアルタイムに書き換わります。企業にて導入するには最適、かつ最強です。
問題は、私の使い方だとNOKIA E61のバッテリーが1日しか持ちません。Pushメールを使うとおおよそ待ち受け時間が今までPopのメールを使っていた際に比べて半分くらいになるような感じがします。
もっとも原因はPushメールだけではなく、IP電話の待ち受けにWiFiを使用していることが理由なのではないかと思うのですが、WiFiを業務用のIP電話として利用することもセールスポイントとしているわけで、不満が残ります。
私は別途仕事用として小型のBlackBerry 8120も使っており、そちらもWiFiをONにしているにもかかわらず2日ほどはつかえます。
現在のところ信頼性に問題はでていません。
そのうちMicrosoftExchangeServerとBlackberryの比較でもしてみようかしら。

2008年3月10日月曜日

Nokia E61でVoIP


NokiaのE61というスマートフォンがありますが、よく見てみるとIP電話のクライアント機能がついていました。
早速、SipGateというIP電話のプロバイダの設定を入力して試してみました。
これにより、自宅にてE61を使う場合に格安で日本などに電話をかける事が出来るハズです。
前提条件:
NokiaのE61を持っている事。
SipGateに加入している事。
自宅などにWiFiのアクセスポイントが設定されている事。
設定方法:
詳しい方法を書くよりは、以下の方法で各種の設定を見ることが出来ます。
まずSipGateのサイトにいってログイン後、サーチのキーワードに「E61」と入力します。
すると設定方法を図解したページが現れます。このページの写真にはあなたのアカウント情報やパスワードがあらかじめかかれています。よってパスワードも含めて図に書いてあるとおりに入力すれば設定が完了します。
設定方法に書いていないこと:
メニューの下の「ツール」→「設定」→「接続」→ 「SIP設定」→「登録」を「常にオン」に設定しておくと、WiFiが見つかった場合、自動的に登録を試みるようです。
別な事としてWiFiではなく3Gの電波(携帯のパケット)をつかってもSIPが使えるようです。(但し上りの音声が相手に届きにくい問題が発生します。また音声の遅れが大きいです。)この場合、パケットの量が増えるため注意が必要ですが、パケット定額の加入者が国際電話をかけるときのみなどに限って利用した場合は、安く済むのではないかと思います。
使ってみた感想:
これで一応、IP電話機能を使った発信と着信ができます。
問題点としては、登録時の信頼性が低いです。頻繁にレジストレーションに失敗しています。そのため家にいる限り必ずしもSipGateで接続できるという保証ができません。まあ仕事で使っているわけではないのですが、おまけ程度の機能かもしれません。 多分SIPGate側が原因だと思うのですが、これをオフィスで使った場合、この信頼性では問題だと思います。
注意点:
別なSIPプロバイダにて試験をしてみたいと思うのですが、SIPプロバイダによっては、発信の際に携帯の電話帳に登録されている番号をそのまま送出することが出来ません。例としては、国際電話の「+」の記号が通らない場合等があげられます。また+が付いていない通常の0から始まる番号が電話帳に登録されている場合、SIPプロバイダによっては必ず+若しくは国番号から入力を求められる場合があります。このような場合にも対応できません。
つまり、SIPサーバーの設定を選ぶようです。企業内のIP電話で使用する場合もこの点は注意すべきだと思います。

2008年2月6日水曜日

イギリスの携帯からインターネット 3G編


以前に一度記事を書きましたが、状況が変わっているため再度アップします。
2009年2月追記
さらに、モデムの値段が下がっています。以下の記事では初期投資が120ポンドと書いてありますが、現在モデムは50ポンドで手に入るようです。円高と相まって旅行者にはさらにお手頃になりました。

ロンドンなどに滞在する人で、日本との連絡や情報の取得にネットは欠かせません。通常はホテルやネットカフェ、街角の無線LANを使う事が多いようです。
これらが使えない場合に最後の選択肢として携帯電話をつかってネットに繋ぐ方法があります。但し誰にでもお勧めというわけではありません。初期投資が必要なためです。
このページでは、
1.初期投資が70ポンド 120ポンド ほど
2.月々10から25ポンドの出費を考慮した場合
にて月々1ギガから7ギガのネット利用を想定して説明しています。
向いている人は
約70ポンド(約1万円)120ポンド(26,000円)程のお金を初期に払える人。
都市部に滞在する人。(事前に3Gがサービスされているエリアかを確認してください)
メールやウェブブラウザを中心にネットを使用し、動画サイトなどをあまり利用しない人。
必要なもの:
街にある携帯屋さんでPay As You Go 3GのUSBデータモデムとSIM(UIM)を買います。
モデムはこんな感じのものです。
価格の点からキャリアは「T-Mobile」か「3」が良いと思います。
値段はUSBモデムが99ポンド程、SIMは10から30ポンドの間です。あらかじめいくらかのクレジットが含まれているかもしれません。
使用料:
一月につかうデータ量によって値段が異なりますが、月に1ギガならば10ポンドからあります。
詳しくは、こちらを見てください。 月間7ギガ(25ポンド)ならば一日当たり200メガ強のデータをダウンロードする事が出来ます。
考えようによっては、イギリスにて家にブロードバンドを引いても一年間の契約と月々20ポンド程度の費用がかかるため、ストリーミングさえやらなければ結構お得なプランだと思います。
ちなみにモデムを3Gを使った場合の速度は、一般の家のADSLと同じ程度(2.8Mbps)のようです。
モデムの代わりに3Gの携帯電話を購入してそれをモデムとして使うケースも考えられます。
その場合、
設定が必要である事とデータの速度が384kbpsになるものが多い事に注意してください。
良い点としては、普段に携帯電話として使える事が利点です。
上記はプリペイドの場合です。1年以上の長期滞在で銀行口座があるならば、1年間以上加入するプランもあるようなので、もう少し安く済むかもしれません。
パケット料金は日本よりも安いのではないかと思います。
プリペイドが使えるため旅行者でもモデムさえ用意できればネットを使えるところが魅力です。

2008年1月28日月曜日

Hutchison 3G UKでパケット


一応イギリスでも3Gと呼ばれるWCDMA方式を中心として運用しているオペレータが存在しています。その名も「3」(Three)といいます。数字だとわかりにくいのでここでは企業の名前のHutchison 3G UKと書きました。
3の評判は総じて二流のオペレータと言われているようですが、他のキャリアにない利点があります。
今回は主にプリペイドの場合について書きます。
安い通話料:
国内なら他社を含む携帯や固定電話向けの通話料が1分12ペンスと大変安いこと。
広いカバレッジ:
3では、3Gのカバレッジ外ではOrangeもしくはO2の2G(GSM/GPRS)の基地に接続されます。そのため音声通話ができるエリアは意外と広いです。
安いパケットプラン:
5ポンドで一ヶ月間、携帯からのデータが使い放題(とは言え1GまでOKだと思う)。但しパソコンに接続した場合のデータ通信は禁止。なので携帯メールや地図アプリが使えて大変便利。
安いパソコンデータプラン:
15ポンドで3ギガまでパソコンを繋いでブロードバンド利用が可能。25ポンドで7ギガまでブロードバンド利用が可能。
さて、よい事ばかり書きましたが、気になる点もあります。
GSM専用のハンドセットでは使えない
3Gをサポートしていない携帯電話、例えばGSMのみしかサポートしていない携帯に3のSIMカードを入れてもカードが認識されません。GSMとUMTS(WCDMA)のデュアルモードならばOKです。古いハンドセットを再利用しようとしている人は注意が必要です。(これはSIMロックとは別な問題です。)
キャッシュマシーンでトップアップできない
他のキャリアは可能なのになぜか3だけキャッシュマシーンからトップアップができません。そのためコンビニのレジでトップアップバウチャーを購入しています。
データで使えるポートが制限されている
パソコンをつないだ場合のプランはわかりませんが、携帯から使うパケットプランの場合、明らかに使えるポートが限られているようです。そのため携帯にアプリを入れても、サーバーにつながらなかったり一部のアプリはネット機能が動作しません。例えば携帯上のRealPlayerを使ったストリーミングはできませんでしたしSIPも不可能でした。(例外かもしれませんがSkypeは動作しました。またなぜかストリームテレビサービスを1日だけ申し込んだ後はRealPlayerを使ったストリーミングが出来るようになりました。結果としてYouTubeが見れるようになったんです。そのうち塞がれるかもしれませんが。)
基本的には、ウェブ関係、メール関係のポートのみ(SSL等含む)が有効なようです。
それでも日本の携帯事情に比べて端末から好きなアプリが実行できるため自由度があり、お徳だと思います。

2008年1月16日水曜日

イギリスのチェーンメール


今から8年近く前に出回ったチェーンメールです。
意訳すると
携帯電話に携帯事業者から、「チェックをするので#90若しくは09#と押してから回線を切ってください」という電話がかかってくる。
指示通りにするとあなたの携帯電話に入っているSIMカードにアクセスされ、相手が勝手に電話を掛ける事が出来る。そしてあなたがその通話料金を払わなければならない。のでみんなに教えてあげてください。

という感じ。詳しくは下の原文を見てください。
ちなみに通常の携帯電話で通話着信中に#90や09#を押しても何も起こりません。つまりウソです。
但し興味深い事は、#90を以下の条件で行なうと相手がタダで好きな場所に電話をかけることが出来る場合があります。その条件とは、
1.小規模な事務所などで、代表番号から古い交換機を通して内線電話に繋がっている。
2.その交換機では、#が保留に割り当てられており、9で外線に繋げるように設定されている。
3.そして架かってきた電話を外線に転送する事が許可されている場合。
つまり架かってきた電話に対して、#90を押すと、
#で電話が保留され、
9で外線が選択され、
0で市外局番の最初の0が押される事になる。
そして相手がその先に続く番号を押せば無料で好きなところに電話がかけられると言う事です。
実際80年代にはこのような交換機がイギリスには存在していたようです。但し通常は#にて保留ではなく当時の電話には「R」というキーが別に存在していて、私が80年代後半に勤めていた会社のオフィスではRで保留していた事が多かったと記憶しています。但し#で保留する交換機がある事も聞いた事があります。
現在のセキュリティからは考えられないおおらかさがありました。

以下がメールの原文
"If you get a phone call on your mobile from a Cellnet, One 2 One or Vodafone engineer, telling you that they are doing a check on your phone and that you have to: press #90 or 09# END THE CALL IMMEDIATELY!!
There is a fraud company on the go who have devised a system that once you have pressed #90 or 09#, they can access your SIM Card and make calls from it at your expense. Tell as many people as you know that have mobile phones to put this to an end."
Thanks
Robin Vincent
Police Constable 2050@surrey.police.uk

2008年1月12日土曜日

Skype携帯電話の注意点


イギリスでは既にスカイプが搭載された携帯電話が発売されています。
こちらに製品の説明が書いてあります。
新しく携帯電話を買い換えたいので探している最中に目に留まりました。
Hutchison 3G(ハチソン3G)というオペレータがサービスと販売をしています。一般には「3(スリー)」というブランドをもつオペレータです。
触手が動いたのですが、ネットで良く調べてみると、
1.ノキア製のような顔をしていますが、ノキア製ではありません。
実際はAmoiという中国の会社のWP-S1という製品です。
2.Skypeで無料通話が出来るのは本当ですが、Skype宛にしか通話できません。
スカイプ宛てにしかかけられないと言う事は、SkypeOutというSkypeから一般電話に電話をかけられるサービスを利用できないと言う事です。つまりSkypeを使った安い国際電話は使えません。
3.10ポンド払うたびに30日間だけSkypeが使えます。
Skypeを使う場合は毎月10ポンド以上チャージしなければなりません。10ポンドは通常の通話などに使う事になります。
4.機器やシステムの制限
GSMの1900MHzに対応していないので、アメリカではローミングできないため使えません。
SIMロックされています。仮に解除できた場合でも3以外でSkypeを使う際には、その分の回線使用料が発生すると思われます。
ちょっと1番と2番がネックになっているので、今のところ手に入れていません。
でも3はデータプランが比較的安いのです。またこの携帯は49.99ポンドで売られているので安い携帯電話として魅力的です。

2008年1月10日木曜日

PSPのインターネットラジオに失望


PSPのファームウェアがアップデートされて、インターネットラジオが使えるようになりました。
海外にいる身としては、日本のラジオはテレビ同様「日本の情報取得」に最適なので、思いさっそくアップデートしてPSPのインターネットラジオを試してみました。
感想:
想像していたインターネットラジオのプレーヤーとは大きく異なり、「おまけ程度の機能」にがっかり。
単にインターネットラジオのフラッシュが既存のブラウザ上にて動作するだけのようです。(ただ単にフラッシュのファイルを配布して、メニューに追加しただけ?)
PSPは発売以来ゲーム以外にもさまざまな機能をファームウェアのアップグレードによって追加してきたので、個人的には毎回期待しているのですが、今回のインターネットラジオはイマイチの出来だと思います。
このインターネットラジオ、操作はあらかじめ設定されたジャンルが書いてあるメニューを選択するだけ。どの局につながるのかは、つながるまでわからない。なので気に入らない事だらけ。
気に入らない事:
* お気に入り局の登録ができない。よって前回聞いたお気に入りのウェブラジオを探すのが面倒。
* ラジオ局のリストがでない。(チューニング中のラジオ局名のみ表示)
* 設定されたジャンル内のウェブラジオ局以外の局は自分で設定する事が出来ない。(よって日本のラジオ局が既にやっているストリーミング等を聞く事が出来ない。)
* スリープ機能が無い。聞きながら寝たら翌朝ポッドキャストの予約ダウンロードが出来ていなかった。
これらの気に入らない点について書いてあるウェブページが少ないと思うのですが、実際に試してみた人って少ないのか、若しくは元々期待していないのでスルーなのか?
まあ著作権的にはどうなのかわかりませんが、お店のBGMに使うには最適な機能かも知れませんね。
その他:
新型PSPではワンセグ対応になるようですが、外部機器を接続する必要がある事と、私のは旧型である事、またイギリスでワンセグは関係ないのでレビューできずにスルーです。(イギリスでは日本のワンセグ相当であるDVB-Hは未だにサービスされていませんし) 
あしからず。

PSPでSIPフォンにひと言


どうも、PSPでFurikupというSIPフォンのアプリを走らせる事が出来るようです。
このソフトを開発したNoobzでは、SIPGateにて接続が可能と言っているようです。
私はSIPGateのアカウントを持っているのですが、このソフトをPSPで実行するためには、CFW(カスタムファームウェア)が必要なため、私は実際に試していません
但し興味深いので、一応ダウンロードして使い方等をみてみました。以下はSIPの経験からのコメントです。
使い方を読むと大変ベーシックな電話機能のソフトのようです。
ですがハッキリ言って、これで友達に電話をかけたり待ち受けをする人はいないと思います。
そもそもWiFiを自宅で使う意味はあるのか?(無いヨネ)
では自宅以外で使う機会はあるのか?
その場合ウェブ経由の承認なしで街角でWiFiを使うのか?
F1000G WiFi SIPフォンの使い勝手で記した事と同じ課題が残る)
CFWで動作するソフトには興味だけではなく「実用的な遊び」が出来るものも多くあるようですが、実用性としては今回のSIPフォンはあまり期待できそうにありません。
例えばWEPキーがかかっていない公衆WiFiのアクセスポイント(AP)に接続し(通常この時点でAPの承認用ウェブページに接続される。しかしその先に繋がる外部のインターネットにはユーザーIDとパスワードの承認を通らなければ繋がらない事が多い)、まるでSkypeがファイヤーウォールをすり抜けるように外部のインターネットに繋がるような仕組みがあれば屋外の利用に関しても実用的になると思うのですが、仮にこれが出来てしまった場合は犯罪になると思います。(ネットワークのタダ乗り)
さて、もうすぐ新型PSP向けにSkypeをサポートしたファームウェアがリリースされるようですが、空港やホテルなど外出先のWiFiスポットにどのようにして待ち受け状態にいれるのか興味があります。
(多分SonyのMyloと同じような機能ではないかと想像しますが、残念ながら私はMyloを持っていません。Myloはキーボードがついていますが、PSPでWiFi登録の際にいちいちユーザー名やパスワードを入力する気にはなれませんね。)
「PSPにIP電話機能搭載」の話しは以前から出ていた話なので、今頃になってリリースされる理由がわかりません。
やはりPSPのゲームソフトを販売してそのライセンスにて利益をだすというビジネスモデルである限り、FWアップデートによる、これらのおまけソフトウェアはカタログに記述できる項目を増やす目的(Sony側?)、若しくは他社とコラボすることによりネームバリューを上げる事(Skype側?)がFWアップデートの目的なのでしょうか。