2007年5月20日日曜日

RIMOWA Salsaの使い勝手


旅慣れた人は、カバンにこだわったりしますね。
例えば、TumiやRIMOWAとか。
私もちょうど半年ほど前に日本に行ったときに、欲しいと思っていたRIMOWAのスーツケースを買いました。
RIMOWA(リモワ)と言えば、アルミニウム製の軽いと言われるスーツケースやブリーフケースが有名です。主に短期の日本出張時に使うことが目的なので、80リットル程の容量のものを選びました。
リモワのアルミニウムも良いのですが、軽いとはいえ通常のスーツケースとほぼ同じ重量になってしまいます。
今回は「リモワ ブランド」で本当に「軽量であること」に絞った結果プラスチック製のSalsaというシリーズを買うことにしました。型番は、Salsa 856.70というもので、82リットル、3.5キロでキャスターは壊れるとイヤなので2輪の物を選びました。
良かった事は
リモワを持っていると何となく旅慣れた様でうれしい事。(でも本物っポクないなあ)
ターンテーブルで廻ってくるときに一発でわかる。(持っている人が少ない)
軽いので取り回しが楽であること。
キャスターが静か。
気になることは、
このスーツケースは凄く華奢です。まるでペットボトルです。取っ手を持ち上げると全体的にたわみます。この取っ手部分は破損しやすいと思います。また閉じ目がファスナーなので荷物の入れ方によっては立てたときズレたようになります。 またファスナー部分は擦ってひとつでも壊れると使い物にならなくなるので注意。
今までに私が購入したスーツケースの中では低品質の部類だと思います。でも値段は高い。
これらの事は、実際に荷物を入れないとお店ではわかりません。中に壊れ物は入れられなさそうです。結局感触としては布製のスーツケースとドッコイのような感じです。上記のことを思い出した上で、私は絶対にお店で物を見て買うことをお勧めします。
スーツケースについては消耗品でもあるので、使い道を考えた上でコストパフォーマンスを考慮すると、サムソナイトの布製軽量スーツケースに軍配が上がりそうな雰囲気です。(今のところRimowaは壊れていないのでなんともいえませんが)
やっぱり、RIMOWAはアルミに限るかもしれません。でも復元性のないアルミも壊れやすそうにみえますが。
一般に安く売られている(引き手部分が内蔵された)ハードスーツケースは、単体で6キロから7キロの重さがあります。ディスカウントショップなどで1万円から売っています。
RIMOWAのアルミ製スーツケースは82リットルで、6キロほどの重さです。おおよそ8万円から購入できるようです。
やはりRIMOWAは「アルミ製」で「Rimowaが好き」な「余裕のある人」のみ使うものなのかもしれませんよ。
参考:Salsaシリーズについて (私の理解)
856.70の「70」の部分は大きさをあらわしているようです。他に77等があります。
856.70の「8」の部分は材質のようです。「8」がプラスティックのようでSalsaは8から始まるようです。
856.70の「5」の部分は「5」だと2輪、「7」だと4輪のようです。他にも変形の「6」もPlusシリーズに有り。
856.70の「6」の部分は意味がわかりません。

2007年5月10日木曜日

MP3プレーヤー付き小型GSM携帯電話


i-Mobile 310という携帯電話を見つけたので入手してみました。
タイのSmart i-Mobile社製の i-Mobile 310という機種です。
これはGSM方式の携帯電話なので日本国内では使用できません。またアップル社とは関係がありません。今回は日本語のレビュー記事があまり見当たらないのでこの機能や私の感想などを書いてみます。
Imobile1

特徴は、
GSM 900MHz, 1800MHz, 1900MHzに対応。
GSM機では世界最小。
MP3プレーヤー内蔵。
FMラジオを内蔵。
私の興味は、
独特の形と表面ミラー仕上げ。
1G (ギガ) までのmicroSDカード(TransFlash)を追加可能。
SIMロックされていない。
11時間の音楽が再生可能。
この大きさで電話の待ち受け時間は最大220時間。
通常のヘッドフォンがそのまま利用可能。
MP3を着メロに指定可能。
USB端子から充電が可能。
ワールド対応の充電器。(日本型コンセント)
タイ王国製というめずらしさ。
値段が安い。
割切らなければならない点は、
日本国内では電話機能は使えない。
日本語によるメッセージ等の入力は不可能。日本語SMS表示は可能。
MP3ファイル名は日本語表示されるが、ひらがなのフォントがヘン。
FMラジオは周波数帯が異なるため日本やロシアでは使えない。
なぜか通信販売でしか手に入らない。
つまり日本に住む日本人は、わざわざこの機種を選ぶ理由がないことです。
但し日本国外に住んでいる人にとっては結構オモシロい携帯電話ではないかと思います。
さて上記のうちいくつかの点について詳しく書いてみます。
1.世界の標準といってよいGSM方式の3バンドに対応しているので欧州だけでなく米州でも使用可能。またSIMロックされていないので現地で手に入れたSIMカードをつかってすぐに使えることと思います。ドコモのFOMAカードUIM(USIM)を入れても使えます。
2.大きさは見ての通り。表面がミラー仕上げであることとOLEDを用いている事から、太陽光の下では見えにくいという欠点があります。
3.電池の使用については、音楽プレーヤーと組み合わせて使う場合は、短めだと思います。サイズが小さいのである程度仕方がないとは思いますが、USB端子から充電ができるので職場に専用充電器を用意しておかなくとも良いことがせめての救いです。ちなみに付属の充電器は100Vにも対応しています。
4.MP3プレーヤー機能については、街で一般に安価で売られているUSB型スティック型の物と同じと考えて差し支えありません。そのためUSBメモリーとしての利用も可能です。但しMP3形式のみ再生可能です。つまりWMAなど他形式のファイル再生はできません。当然音楽を聴いている最中でも着信できます。MP3プレーヤーとしてみると曲と曲の間に「プチッ」と音が入ります。また無音時に受信動作のためか不要な雑音が入ることがあります。そのためあまり出来はよくありません。 プレーヤー機能とは異なりますがMP3を着メロに設定することが可能です。
5.外部との接続端子として、ヘッドフォン端子(兼ハンズフリー)、USB端子があります。残念なことにBluetoothやWiFi、赤外線通信(IrDA)等の機能は付いていません。またパソコンと繋いでデータ通信はできません。
6.珍しくタイ製です。私の家にある唯一のタイ製品ではないでしょうか。このSmart i-Mobile社ですがタイでは株式上場されており携帯端末事業だけではなくネットワーク事業者でもあるようです。しかしながら欧州からウェブページに接続できません。政治的な影響かもしれませんが、この辺のいい加減さが私の「タイの印象」とマッチしています。
さてこの製品に興味を持って手に入れたいと思った人はどうしたらよいのでしょう。私はいつものごとくeBayで買いました。価格は36ポンド+送料19ポンド。(約13,000円)
このショップ「TeleWhiz」から買いました。
送料が高いのですがタイからはFedExで送って来ました。今回は週末に注文、タイで月曜昼に発送、イギリスの我が家には水曜日朝に届きました。
月曜昼にバンコックで集荷され、その深夜にフィリピン着。
火曜早朝空路パリへ、夕方パリ到着、そこからロンドンへ。
水曜早朝に通関後、我が家の近くの集配センターへ、そして我が家へは朝9:30到着。
(Web経由で刻々と荷物が積み替えられていく状況がトラックできて楽しいFedEx)
しばらく使ってみようと思います。

2007年5月1日火曜日

BOSE QC3のマイクロフォン


特に飛行機に乗ることもなく電車に乗る機会もなく、若干もてあまし気味のBose QuietComfort3です。
それにしてもこのQC3では、他のノイズキャンセリングヘッドフォンに見られるような無音時のホワイトノイズが感じられません。(私には全く聴こえません。)
このQC3は耳当ての位置や方向を微妙に動かすと、外部からの音や音楽(ON時のみ)の聴こえ方が微妙に変わります。
今回は耳当てパッドの部分を外してみました。この部分はもともと取り外せるようになっています。
さて中をのぞくと、大きなドライバー(スピーカーにあたる部分)の前にマイクロフォンを発見。これでヘッドフォンの内側に入ってくる雑音を拾って、それを打ち消しているようです。もしくはホワイトノイズ削減にも効果があるのかもしれません。
Qc3_mic2
他のヘッドフォンではカップの外側でノイズを拾っている物が多いですが、BOSEはカップの内側の音を拾ってノイズキャンセリングをしているようです。
耳の中に入ってくる余計な音を除去するには、耳の中にて余計な音を拾う事は理にかなっていると思います。 この場合ダイナミックレンジの広い物でないと、音楽が鳴っているドライバーの真ん前にあるマイクからの出力が簡単にサチュレーションを起こしてしまうと思います。
もしマイクロフォンの出力にAGC回路を入れた場合は、リズムの間に外の雑音が聞こえてくることになります。ボーズ先生のノウハウなんだろうなあ。
分解して、マイクの線をショートさせた場合に音がどのように変わるか等の実験をしてみたくなりましたが、今のところ我慢しています。