2007年2月14日水曜日

FunWebProductsというスパイウェア


私もたまにはアクセスログを確認するのですが、アクセスしているブラウザ名(User Agentという)にFunWebProductsという文字が含まれている人がおられます。
実際のアクセス記録にはこのように残っています。
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; FunWebProducts-AskJeevesJapan)
ところで、このFunWebProductというのは一般にはスパイウェアもしくはアドウェアとして認識されているようです。
どうもウェブ上にキャラクタが表示されたりするソフトウェアをインストールすると入り込むようです。
例えば、トレンドマイクロのウィルスデータベースを見ると、このように書かれています。
「これは広告表示のためのプログラムです。ユーザの迷惑になるものとして現在では一般的に「アドウェア」に分類されています。」 詳しくはトレンドマイクロのページを読んでみてください。
また別のページスパイウェアガイドにも、情報が載っています。
そしてGoogleで「FunWebProducts」をサーチすると、たくさん情報が出ています。
実際にどんなキャラクターであるかは、このスパイウェアを配布している以下のページに行ってみてください。(余計なトラブルを防ぐため何もせずに戻ってくる事をおすすめします。)
http://www.funwebproducts.com/
このアドウェア、配布元によれば、
「このソフトが勝手にパソコンの挙動を乗っ取ったり、勝手に情報を取ることはありません」と書いてあります。
私は実際にネットワークアナライザで確認をしていませんが、多分ウソはついていないと思います。
しかしながら私は、
「当ソフトをインストールしたパソコンからアクセスがあった場合、特定のウェブサイトが、特殊な広告を表示したり、都合のよい事が出来る機能を当ソフトに埋め込んでいます。それにより挙動を乗っ取ったり勝手に情報を取られた場合について、当社は関与しません。」
という文言を追加するべきだと思います。 (当然こんな事は書いてありませんよ)
そしてこれがこの会社のビジネスモデルなのではないかと考えています。 (そもそも企業がビジネスモデルなしの無料ソフトを配りますか?)
私のパソコンは感染してる?どうすれば確認できる?
今見られている私のページの一番上に、このような文章が書いてあります。
「Amanda P@イギリス UK在住、技術系会社員の旧テク試行錯誤、放射線測定や無料IP電話SIPフォン、海外インターネット活用情報 」
もしそこに追加で、 「あなたのパソコンにはFunWebProductsが入り込んでいるようです」と表示されていたら要注意ですよ。
(当ウェブページでは注意喚起の文字を表示しているだけですが、上記の通り目的を持った人はポップアップ広告や別なページに飛ばしたりすることも可能だと思います。それゆえアドウェアと呼ばれるにふさわしいものかと思います。)
心当たりのある方、いらっしゃいませんか。
対応方法はトレンドマイクロのページ(このリンク)に書いてあるようです。
お役にたちましたか?

2007年2月13日火曜日

PSPブラウザのリファラー


たまにPSPのブラウザでウェブページを見ているのですが、ちょっと気になったことがありました。
少し特殊な使い方かもしれませんが、そのまま書きます。
お気に入りリンクをPSPへ保存:
PSPのブックマークの機能はが少し使いにくいので私は、パソコンのブラウザで使っているブックマーク(お気に入り)をHTMLのフォーマットにして、PSPのローカルに保存しています。(ここではブックマークのページと呼びます。)
その上で、ブックマークのページを表示してから各種リンク先に飛んだりして利用しています。
やり方は簡単。ブックマークをHTMLフォーマットでエクスポートして、PSPに入っているメモリースティックの /PSP/COMMONのフォルダにmy_links.html等と名前をつけて保存するだけ。
その後、PSPブラウザのブックマークや、ホームにfile://ms0:/PSP/COMMON/my_links.htmlを指定します。
なんとローカルファイル名がリファラーとして表示される:
さてある日、そこから「リファラーを表示してくれるページ」へ飛んでみたらビックリ!参照元のアドレスとして見事に
「file://ms0:/PSP/COMMON/my_links.html」等とズバリ、ローカルファイル名が表示されてしまいました。
PSPからアクセスしていることが相手に判るとして、ファイル名が出てきてしまう事は、ちょっと恥ずかしいですね。
確かにリファラー情報としては正しいのですが、同じようなことをパソコンから行った場合はリファラーとしてローカルファイル名は表示されませんでした。
PSPに保存するローカルファイルには変なファイル名はつけないようにしましょう。

フィッシングに有効、aguse.netでメールとウェブをチェック


私のメールアカウントには、毎日100通を超えるスパムメールがやってきます。たいていはプロバイダのフィルターで分別されているのですが、すり抜けてくるメールもあります。
そして中にはフィッシングサイトへ誘導するメールも含まれています。
私、過去に一度、巧妙なフィッシングサイトに引っかかって、パスワードを入力してしまった事があります。 入れてしまった瞬間に「フィッシング!?」だと気が付いて、直ぐに本物のページへ行って、パスワードを変更したところ幸いにして事なきを得ました。
最近、怪しいページやメールを調べてくれるウェブページが人気のようです。
aguse.net」というページで、日本語で運用されています。
ここでは、
Webアドレスを入力すると、怪しいサイトであるかをチェックしてくれます。
メールのヘッダー情報を入れると偽装されたメールの可能性を判定してくれます。
個人情報をウェブで入力する前には、サイトのチェックするくせをつけたほうが良いですね。

2007年2月9日金曜日

JALグローバルクラブとワンワールドのステータス


2007年の4月からJALもoneworldに加入ですね。
気になっていたJGCステータスがOneworldに加盟した後どのように取り扱われるかの関係がJALのウェブページ上で発表になっていました。
その概要は
JAL便利用において:
JGCステータス特典は、今までのまま。
Onworld加盟他社便利用において:
フライオンが年間2万マイル未満のJGC会員は、他社ではラウンジが利用できない。(一番下の会員)
それ以上ならば、利用できるチェックインカウンターの種別以外は同じサービス。
まあ、細かいところで変更は出るでしょうが、こんなところです。
今のところ発表されている情報は下のJALのページ(リンク)にあります。
JGCについて http://www.jal.co.jp/jmb/oneworld/03.html#jgc
とりあえずは安心。
私はANAがスターアライアンスに新たに加盟したその初日、とある国外の空港にて、ANAのカードを見せてサービスを受けようとしたら、「今日からANAがスターアライアンスに加盟した事は知っているがサービスは出来ません。」とスターアライアンス加盟航空会社に断られました。 楽しみにしていたのに不愉快にさせないでほしい、スターアライアンスとANA。
どうせJALも新しいカードが来るのは、4月1日以降になる事だろう。そしてそれを受け取るまで他社でサービスを受けられないんだろうな。 しっかりと3月の29日に新しいカードが書留で送られてきました。

2007年2月8日木曜日

今度は36ドルでガイガーカウンターを買った


また、ロシア製ガイガーカウンターを買いました。 いつものごとくebayで買いました。
今回の機種は、Master-1というモノで、購入価格は$29.99+$6(送料)でした。
待つ事2週間、写真の梱包でロシアからちゃんと送付されてきました。
Master1
スペック (取り説の丸写し)
ガンマ線とベータ線
0.1から9.99μシーベルト/hをデジタル表示
計測時間 36秒
電源G12ボタン型電池4個
重量 80グラム
サイズ 123x40x14
電池寿命 300時間以上
これが私の3台目のガイガーカウンターですが、この機種は、
① デジタル表示である事。
② 測定するものに近づけてボタンを押し、そのまま35秒待つと計測される事。
③ ボタン電池を使っている事。
等が他の2台と違なる点です。
特に②について、このガイガーカウンターでは一旦36秒経ち計測が終了し結果が表示された後は、そのままの数値を表示しつづけます。さらにもう一度計りたい場合は再度ボタンを押すと、36秒間の計測に続いて結果の表示が行われます。 よって放射線源の探知や、電源を入れっぱなしにして「表示が上がった下がった」と喜ぶには不向きです。(まあ線源を探したり、歩きながら変化が出るような場所には未だかつて行った事はないのですが。)
対して、以前の記事のアナログのガイガーカウンターでは、電源を入れっぱなしにしておくと過去一分間の放射線の平均値をリアルタイムで表示し続け、おまけに毎回粒子を受けるたびに「ピュー」と音を出してくれるので放射線探査をしている気分にさせてくれます。
まあ既にアナログメーターのガイガーカウンターを持っている身にとっては、リアルタイム表示ではなくとも携帯に便利な小型ガイガーカウンターがほしかったのです。
というわけで、最初に趣味で買うガイガーカウンターとしては、あまりおすすめしません。
最初の一台目には、アナログメーターのガイガーカウンター、もしくは、こちらのメーターさえもついていないガイガーカウンターをおすすめします。
いずれにせよ、これらの安いガイガーカウンターは落としたりすると壊れやすいので、そのあたりは割り切って買いましょう。

2007年2月7日水曜日

eパスポートは2年間有効?


大変お間抜けなニュースが出てきました。
イギリスで発行される「eパスポート」(いーぱすぽーと)に組み込まれているマイクロチップはたったの2年しか保障されていないことがわかりました。
英ザ レジスターの記事

通常イギリス国籍を持つ大人には10年有効のパスポートが発行されます。
そしてパスポートの最後のページには、固めのラミネート加工が施されその中にマイクロチップとループコイルが埋め込まれています。マイクロチップには個人情報や写真のデータが焼きこまれており、RFIDという技術によって入国の際などに係官がパスポートを読み取り機にかざすだけで記録がとれるようになっています。 一応、バイオメトリック・パスポートと呼ばれていますが、現在のところ顔写真しか入っていないようです。
Epassport
問題は、10年間使われるであろうパスポートに2年しか保障されていない「部品」が使われていることです。
また、このチップとシステムの開発、実施に約1000億円ものお金を1998年からの12年間の契約で結んでいることです。
よくぞまあ信頼性の無い物にお金をつぎ込んでくれましたね。

ちなみに、このマイクロチップの中身を単に読むことは難しくないようです。
読み込みの為のソフトウェアが既にインターネットに出回っています。
英デイリーメール紙の記事
私も以前に探したら確かドイツのサイトでソフトを見つけました。

またちゃんとした読取り機も売っています。
http://www.crossmatch.com/doc_readers.html

そもそもパスポートには情報が文字で書かれているので、セキュリティという観点では、データの書換え防止、確証処理(ある値を入力すると、アルゴリズムにより決められる別な値が出力される)などが含まれているのではないかと予想します。
これは非接触型のカードですから、Felicaや非接触型テレフォンカードと同じ仕組みのものでしょう。

さて、日本のパスポートはどうなんでしょう?
Epassport2

2007年2月5日月曜日

PSPの使いみち


イギリスにいて、PSPを使う機会が多いのでその用途を書き出してみました。
見てのとおり、発売当初の機能ではなく、その後アップデートされた機能を使う事が多いです。まるでソニーは私のニーズをある程度くみ取ってくれているのではないかとも感じますがそれは妄想でしょう。
ポッドキャスト自動ダウンロード (★★★★★)
通勤時にラジオの代わりに聞いています。
別の記事に書いたとおり、毎朝決まった時間にお気に入りのニュースや番組をパソコン無しでダウンロードしておいてくれる。なので車で出勤中にその日の日本のラジオ番組を聴くことができます。おおよそ100メガ程の番組が入っています。
ポッドキャストなどRSS音声番組のダウンロードは2006年4月のv2.70システムソフトウェアより対応。
タイマー予約による番組の自動ダウンロードは2006年11月のv3.00システムソフトウェアより対応。


ロケフリTV (★★★★☆)
主にニュースや情報番組を自宅で視聴しています。
実家にベースステーションを設置して、日本のテレビ放送を同時に見ることができます。時差の関係で平日は朝のワイドショー番組しか見れないのが欠点。お風呂に入りながらめざましテレビを見ています。(お風呂では防水カバーが必須ですよ)
ロケフリへは2005年10月のv2.50システムソフトウェアより対応。

ビデオプレーヤー (★★★☆☆)
あらかじめいくつかの教養番組をメモリースティックに入れておき、出張時の飛行機の中やホテルなどで見ています。エンコード方法によりますが、私はおおよそ10時間分の番組をメモリースティックに保存しています。おおよそ1.8ギガ程使っています。

ウェブブラウザ (★★★☆☆)
WiFiスポットでウェブブラウザが可能です。
昨年のソフトウェアアップデートで、インターネットのウェブページが見れるようになりました。私の場合はGMailを立ち上がりのページにセットしているのでメールを読むこともできます。ただ書くには文字入力が面倒なので使っていません。空港のラウンジなどではWiFiスポットが利用可能なのでメールのチェックをしています。
ネットブラウザは2005年7月のv2.00システムソフトウェアより対応。そして2007年1月末にバージョン3.10になってから大きなページも開けるようになりました。

ゲーム (★★☆☆☆)
想定された使い方ですね。実際に試したことは無いのですが、イギリスで売っているソフトも動作するようです。歯医者で順番待ちの時間に遊んでいます。

ピクチャービューア (★☆☆☆☆)
どちらかといえば、デジカメで撮ったきれいな写真を入れておいて自慢する目的に使うくらいでしょうか。ウェブ上にアルバムを作っておいて、そこから気に入った写真をダウンロードするほうが現実的な使い方です。(欧米には家族の写真を持ち歩いている人が多いが、懐からゲーム機を取り出し他人に見せるような人には遭遇したことはありません。)
こんな感じで結構手放せないアイテムになってきました。

2007年2月4日日曜日

PSPでポッドキャスト


イギリスの我が家では、PSPを使って日本のテレビを見ていますが、もうひとつ便利な機能があります。
PSPでポッドキャストをパソコン無しで自動受信
PSPってポッドキャストを受信できるんです。それも「タイマー機能」があるので、毎朝自宅でダウンロードして車の中でラジオ代わりに日本の情報を毎日聞いています。
このタイマー機能はすごく便利で私の場合は、
① 読売新聞ポッドキャストと他のラジオ番組をまとめて(イギリスの)朝7時にタイマー予約でダウンロード。
② 朝8時の出勤時にPSPを持って車に乗り込み、毎朝日本のニュースをチェック。
こんな感じ。
タイマー予約でダウンロードですが、PSPは無線LANを内蔵しているので、設定した時間になると自動的にインターネットにつながり、予めRSSというメニューで設定しておいたポッドキャストの番組が更新されていた場合は、ダウンロードしておいてくれるのです。
仮に車の中にPSPを置きっぱなしにしておいても、カバンの中に入れっぱなしでも、出勤時間には聴きたい番組がPSPに入っている。これって海外生活で日本の情報を取るのにすごく便利。
ロケフリで日本のテレビをみれるし、ポッドキャストで毎朝ラジオ番組を聞けるし、もうPSPを手放せなくなってきました。
ソニーは、こんな使い方が出来る点もアピールすればよいのではないかとも思うのですが、ソニーのビジネス戦略として、ゲームが売れて儲かるようになっているといううわさも聞きますが、今後PSP単体でどれだけ進化してゆくのでしょうか。

2007年2月1日木曜日

ソニー ロケフリ設置のその後


日本の実家にロケフリベースステーションを設置、イギリスの家にてPSPを用いて日本のテレビ番組を見るようになってからそろそろ4ヶ月が経ちました。(設置当時の記事はこちら)
その後の感想をいくつか記してみようと思います。
技術的な結論を書きたいのですが、いくつかの現象の理由を証明できません。この項、単なる私の経験則である事をお断りしておきます。そこから私の憶測が含まれている点もあります。
1.ベースステーションLF-PK1の安定度
今のところ日本側のベースステーションに問題は出ていません。
我が家の場合、LF-PK1でシステムソフトウェアバージョン 3.000を使っていますが、動作しない等の理由で日本へ電話して電源オン、オフの依頼をした事はありません。ソフト的には大変安定していると思います。(まあ無線LANのベースステーションとしても用いているため、たまに日本側で勝手にオンオフをしている可能性もありますが。)
2.どのレートで見ているか
当初はオートで見ていましたが、動画や音声が調子が途切れることがあるので、通常は3若しくは2にしてみています。実は私が使っているプロバイダでは、ひと月に利用できるデータの量に制限がありました。そのため少しデータ量も節約していました。
回線状況については、時間帯による特定のパターンは感じられませんが、調子が良い時と悪いときの差がはっきりしています。悪いときには回線の切断が発生してしまい、特定の楽しみにしていた番組を「普段は見れるのになぜか今週はまともに見れなかった」という状況が発生します。(以下の3に記したような方法で番組が実際に始まる前から繋いで準備をしておけばよいのかもしれませんが。)
ちなみにイギリスから日本へアクセスをすると、ルートとしては、「イギリス⇒アメリカ⇒日本」と地球をグルッと回っています。そのため日本が早朝4時でもイギリスは19時、アメリカはお昼となります。
途中経路のどこかが混んでいるとした場合、特定の時間帯による差も見えにくいのかもしれません。(予想)
3.回線を鍛える? (予想)
イギリスから日本のベースステーションに接続できても5分ほど視聴していると途中で回線が切れる事があります。このような時には、繰り返し再接続を行います。これを何度か繰り返すと、突然安定して番組を見る事が出来るようになるようです。
理由は、わかりません。ひょっとしたらネット上のいずれかの地点で、不安定な部分がある限り、回線が途切れつづけるが、ある時点で別ルートが選択された際に安定したデータが供給されるようになるのかもしれません。一度安定すると、そのまま視聴できる事が多いです。
ちなみにイギリスのパソコンから日本のベースステーションまでtracertを行うとおおよそ30箇所の中継点を通っている事がわかります。
また、pathpingコマンドを実行した場合、特定の場所でパケットをロストしやすい事も判明しています。(どうもntt.netのアメリカと日本の間、および日本国内に1%程のロストが出ている点が安定時でも複数箇所見られる。)アメリカ以降の地点におけるTTLは300ms程が観測されています。
今後は、回線が切れる場合のpathpingの結果のモニターを継続したいと思います。
また機会があれば、日本側からPingなどを発行した際のTTLをみてみたいと思います。(経路は同じだと思いますが)
4.回線切断頻度とレートの選択は関係ない? (予想)
PSPでは動画の品質を選択するレートというものがあります。これは利用する回線状況にあわせて動画や音声が途切れにくくするために設定するものです。
レートを低くすると動画の品質が下がりますが、動画が途切れる頻度が下がります。
レートを高くするときめ細かいスムーズな動画になりますが、回線状況によっては一時的に画面や音声が途切れる頻度が多くなるようです。
ではここで、回線が頻繁に切断されてしまう状況に陥った場合にレートを低く設定すれば、回線が切断されにくくなるのでしょうか?
私の経験からは「そんな事はない」と思います。何れのレートを選択していても、データが途切れた場合の切断を判定するタイマーはそのレートに関係なく一定の(同じ)時間なのではないかと感じています。
5.レートの選択によりどのような事が起きているのか? (予想)
上記のとおり、レートを選択する事により「音声や画面が一時的に途切れる」頻度は少なくなるようですが、頻繁に回線が切断される状況に陥っている場合にレートを低く変更しても、切断される頻度にはあまり関連性がないようです。 つまりPSP側のバッファに蓄えられるデータの量は同じで、低レートのデータを保持する(長時間分)か、高レートのデータを保持する(短時間分)かが設定される。 
またレートを変更することによりデータ転送速度も変化するが必ずしも「劇的には変化」しない。あくまでも低く設定した場合は、低くとも途切れずに再生できるライン(敷居)が「若干」低くなるようです。(最高速度は必要だが、平均速度が低くて済む。)つまり速度にムラがある回線に対して有効なようです。
今後、以下の事をしたいと考えています。
① イギリスにLF-BOX1の設置
LF-BOX1を購入して、家庭のテレビに繋いでどれだけ見ることができるかを検証してみたいと思っています。
最近プロバイダの加入プランを変更したことにより、データ転送量の上限がなくなりました。よってオートレートをつかって一日中ロケフリに繋いでテレビをつけっぱなしにしておく事も可能になりました。
我が家の居間のテレビは32インチのテレビなのですが、果たしてどの程度のノイズが出て、何分間の視聴に耐えられるでしょうか。(もし使い物にならなければ、部屋の小型テレビにて使う。)
予算は、22,000円。但しロケフリベースステーションLF-PK1でLF-BOX1を使うためには、LF-PK1のソフトウェアをver4.000へとアップグレードする必要があります。これはイギリスからはできないので、次回日本へ行く機会に、LF-PK1のソフトウェアアップグレード、LF-BOX1の購入とLF-PK1への登録を行ってこようと思っています。
② 日本側の接続をADSLから光へ変更
実家でもあるプロバイダの光の端子が10m先まで来ています。でも現在利用しているプロバイダOCNではありません。コスト的には差は少ないと考えています。そして仮に光へと切り替えた場合、ベースステーションからの上り速度が向上することによって画面品質の向上が期待できるのではないかと考えています。但しプロバイダが変われば、バックボーンやルーティングも変わるでしょうし、簡単に切り替えられる事でもないし後戻りもできないので、慎重になっています。