2007年8月2日木曜日

ナイトビジョン


意味もなく欲しかったものの中にナイトビジョンがありました。
子供の頃に読んだ「スパイ入門」関係の本には、ノクトビジョンとかスターライトスコープ、ナイトスコープ等と書かれていた気がします。いわゆる暗視鏡です。
たまにヨーロッパの免税店などに置いてあり、値段はおおよそ数万円ほどしたと記憶しています。いつの間にか時が過ぎ今はおおよそ65ポンド(1万5千円)程で買える時代になっていました。なので早速買ってみました。
ナイトビジョンには第一世代から第三世代まであるようで、ネットで調べた限りでは第一世代の10倍の値段を払えば第二世代が買えるようです。また第一世代の製品に期待してはいけないという書き込みが多いようです。
そして夜間にサバイバルゲームをやる人の必須アイテムのようです。(確かに楽しそうです。でも使い始めると第一世代では満足できないそうです)
とは言え私が買った製品は、第一世代の製品です。YUKONという会社から出ている製品のOEMです。ランニングコストをかけたくないので、通常の単三電池2本で動作するものを選びました。
Night_vision2
見ての通り単眼鏡タイプで倍率は2倍だそうです。
まあ値段の割には満足です。全く光が無い暗闇では何も見えませんが、弱い光が少しでも当たっていれば、よく見えます。庭の端っこの暗闇でもこれを使えばよく見えます。(一応赤外線照射も出来るので真っ暗闇ではお手上げという事もありません)
早速、夜になるのを待って近所の森に出かけてみました。暗闇もよく見えるのですが、さすがに森の中は恐くて歩けませんでした。
但しネット上に書かれている、第一世代の評判が使ってみてわかってきた気がします。代表的な点として、
① 画面の端が歪む
どうも第一世代のナイトビジョンではこのようになるそうです。そのため視野が狭く感じます。
②解像度が悪い
第二世代と比較すると格段の違いがあるようです。ピンぼけではありませんが、画像はシャープではありません。
細かく薄いレースのカーテンに映した景色を裏から見ているような感じがします。それでもテレビでたまに出てくる「高感度隠しカメラによる撮影」よりは鮮明です。
(意外な発見として、私の車の後部座席が何者かによって常に明るく照らされている事が判りました。実際は車内で使うヘッドフォンの赤外線送信部による照射がその理由でした。)
結局は、自宅の窓から夜空を見上げて、夜間の雲の形を見るくらいしか用途がありません。
また先日は暗い夜のフィールドを見てみましたが、「夜に照明で照らされたグラウンドのように明るく見える…」
ただそれだけでした。
サバゲーをやらない人は、第一世代のナイトビジョンで十分だと思いました。
(やはり物を買うにあたって事前の目的意識は重要だと反省しました。)