2008年5月23日金曜日

Blackberry Curveの感想


以前にも少し書きましたが、仕事の関係でBlackBerryを持たされています。
今までに3機種ほど使ってみたのですが、中でもお気に入りはCurveというモデルです。日本語の入力が出来ない事(日本語表示のみ対応)や、また日本にて使えない(3G未対応)という弱点もあるのですが、英語圏の会社に勤務をしているので業務の目的で言えば最強です。メール端末としてだけではなくスケジュール管理などもOKです。
小さく薄い手ごろなサイズ:
ベルトに専用のケースを使って携帯しているのですが邪魔になりません。この専用ケースに本体を入れると自動的にキーがロックされます。またケースに入っている間のみ有効なプロファイルを設定できるため、身に着けているときはバイブのみにするなど、状況に応じた設定が可能です。
胸のポケットにもフィットしますが、ストラップをつける穴がないのでポケットに入れて使うものではないようです。
待ち受け時間が長い:
頻繁に使用しているにもかかわらず、意外と電池がもつので満足しています。
文字入力がしやすい:
キーボードが小さいにもかかわらず、NokiaのE61などに比べてタッチもしっかりしておりキーが押しやすいです。また隣のキーの押し間違えも発生しにくくなっています。
GmailをPushメールで使える:
会社側の設定によるのだと思うのですが私の会社で使っているBBでは、個人のアカウントをBBに直接設定できます。なので個人のメールを会社に転送せずともBBにて個人アカウントのメールを読むことができます。おまけにGmailのアカウントの場合は、Pushメールとして機能させることができます。よってリアルタイムでメールが届くので大変便利です。(yahoo.comでもOKと聞いたが未確認)
細かい気配り:
受信したメールをサブフォルダに入れる際にもタイトルなどからキーワードから最適と思われるフォルダをあらかじめ予想してくれるようです。そのほかにもかゆいところに手が届く工夫が入っています。また機種を交換する際にも以前のデータの移行が自分でスムーズに行えます。なのでデバイスの切り替えも簡単です。BlackBerryは概してそのような気配りが見受けられます。但し使い勝手が他の携帯と異なるため最初は戸惑いました。
Bluetooth:
最近の携帯には一部Bluetoothがついていて、私の場合は車に乗ると自動的にハンズフリーに接続されるように設定しています。BBの場合、バッテリーや信号の強さも車のディスプレーに表示されます。(E61は不可) 多分最新の機種ではできるのかもしれませんが、BBのBluetoothは大変重宝しています。
上記のようなよい点があるのですが、このようなデバイスを日本で使おうとした場合、運用上でいくつかの課題があると思います。
費用:
私は会社もちなのですが、月に4千円弱のサービス料がかかっているようです。またパケット代は別途請求されるので結構な月額使用量が発生しているのではないでしょうか。
通信方式:
私が気に入っているCurveは日本で使われているWCDMA方式に対応していません。なので古めかしいデバイスを借りて使うか、もしくはE61にBlackBerryクライアントをインストールして使うことになりそうです。 (最近発表されたBoldというモデルが発売されたらそれに乗り換えるつもりです。日本語入力もできそうですし。でも少々大きいようですが。)
日本語のWebページ:
うまく日本語をデコードできないようです。E61はほぼOKです。なのでOperaをインストールして使っています。また私のモデルでは日本語入力ができないのも残念です。(まあCurveは日本向けのモデルではないので当然かもしれません)
複数の電話番号:
私は会社のBBとは別に個人の携帯番号をもっています。元々電話をかけることは少ないため、発信の際は会社のBBを使っています。そのため個人の番号にかかってきた番号を常にBBに転送しています。(私のキャリアは着信の転送が無料なんです)これによりほとんどの場合、BBを1台だけ携帯しています。
でも出かけたときなどに、携帯で長時間Webブラウズしたり、大きなファイルをダウンロードする事が予想される場合に会社のBBは使えないので、2台目の携帯に個人のSIMを入れて使っています。(月5ポンドで2ギガのプランです。 個人のHatchson 3Gを入れたノキアではポッドキャストのダウンロードなどに使用しています。)
ちなみにイギリスのHatchison3Gはパケットプランがお得なのですが、なぜかBlackberryのサービスを行っていません。 残念。

日本ではPushメールが当たり前ですが仕事に使えるセキュアーなPushメール型の携帯端末やサービスがありません。その点において、24時間何処でもメールベースの仕事がこなせるBlackberryは大変便利です。まさに小学生が携帯電話を家でイジクりまくっているのと同じように、仕事が趣味の大人が家でメール対応をしているようなものです。 私の会社はいわゆる外資系のIT企業なのですが時差の関係で本社からのメールが深夜にかけて飛び交います。相手はすぐにリプライが来る事を前提としてメールを送ってくるため家でも仕事になります。
副作用(効果)として、
飛行機に乗っているとき意外はいつでもメールベースの仕事をするようになってしまいました。
朝の出社一番時にメールがイントレイにたまっていないので精神衛生上楽になりました。
そして持ち始めるとBlackberryなしで仕事をすることが考えられなくなります。
よって手放すことが難しくなります。
そうです、本気で仕事のメールをPushメールで使用しているのです。遊びの約束をしているのではありません。これは日本の携帯メールやSMSではできないと思います。
なぜこちらではBBが流行っているのかについては、別途考察してみたいと思います。