2007年5月10日木曜日

MP3プレーヤー付き小型GSM携帯電話


i-Mobile 310という携帯電話を見つけたので入手してみました。
タイのSmart i-Mobile社製の i-Mobile 310という機種です。
これはGSM方式の携帯電話なので日本国内では使用できません。またアップル社とは関係がありません。今回は日本語のレビュー記事があまり見当たらないのでこの機能や私の感想などを書いてみます。
Imobile1

特徴は、
GSM 900MHz, 1800MHz, 1900MHzに対応。
GSM機では世界最小。
MP3プレーヤー内蔵。
FMラジオを内蔵。
私の興味は、
独特の形と表面ミラー仕上げ。
1G (ギガ) までのmicroSDカード(TransFlash)を追加可能。
SIMロックされていない。
11時間の音楽が再生可能。
この大きさで電話の待ち受け時間は最大220時間。
通常のヘッドフォンがそのまま利用可能。
MP3を着メロに指定可能。
USB端子から充電が可能。
ワールド対応の充電器。(日本型コンセント)
タイ王国製というめずらしさ。
値段が安い。
割切らなければならない点は、
日本国内では電話機能は使えない。
日本語によるメッセージ等の入力は不可能。日本語SMS表示は可能。
MP3ファイル名は日本語表示されるが、ひらがなのフォントがヘン。
FMラジオは周波数帯が異なるため日本やロシアでは使えない。
なぜか通信販売でしか手に入らない。
つまり日本に住む日本人は、わざわざこの機種を選ぶ理由がないことです。
但し日本国外に住んでいる人にとっては結構オモシロい携帯電話ではないかと思います。
さて上記のうちいくつかの点について詳しく書いてみます。
1.世界の標準といってよいGSM方式の3バンドに対応しているので欧州だけでなく米州でも使用可能。またSIMロックされていないので現地で手に入れたSIMカードをつかってすぐに使えることと思います。ドコモのFOMAカードUIM(USIM)を入れても使えます。
2.大きさは見ての通り。表面がミラー仕上げであることとOLEDを用いている事から、太陽光の下では見えにくいという欠点があります。
3.電池の使用については、音楽プレーヤーと組み合わせて使う場合は、短めだと思います。サイズが小さいのである程度仕方がないとは思いますが、USB端子から充電ができるので職場に専用充電器を用意しておかなくとも良いことがせめての救いです。ちなみに付属の充電器は100Vにも対応しています。
4.MP3プレーヤー機能については、街で一般に安価で売られているUSB型スティック型の物と同じと考えて差し支えありません。そのためUSBメモリーとしての利用も可能です。但しMP3形式のみ再生可能です。つまりWMAなど他形式のファイル再生はできません。当然音楽を聴いている最中でも着信できます。MP3プレーヤーとしてみると曲と曲の間に「プチッ」と音が入ります。また無音時に受信動作のためか不要な雑音が入ることがあります。そのためあまり出来はよくありません。 プレーヤー機能とは異なりますがMP3を着メロに設定することが可能です。
5.外部との接続端子として、ヘッドフォン端子(兼ハンズフリー)、USB端子があります。残念なことにBluetoothやWiFi、赤外線通信(IrDA)等の機能は付いていません。またパソコンと繋いでデータ通信はできません。
6.珍しくタイ製です。私の家にある唯一のタイ製品ではないでしょうか。このSmart i-Mobile社ですがタイでは株式上場されており携帯端末事業だけではなくネットワーク事業者でもあるようです。しかしながら欧州からウェブページに接続できません。政治的な影響かもしれませんが、この辺のいい加減さが私の「タイの印象」とマッチしています。
さてこの製品に興味を持って手に入れたいと思った人はどうしたらよいのでしょう。私はいつものごとくeBayで買いました。価格は36ポンド+送料19ポンド。(約13,000円)
このショップ「TeleWhiz」から買いました。
送料が高いのですがタイからはFedExで送って来ました。今回は週末に注文、タイで月曜昼に発送、イギリスの我が家には水曜日朝に届きました。
月曜昼にバンコックで集荷され、その深夜にフィリピン着。
火曜早朝空路パリへ、夕方パリ到着、そこからロンドンへ。
水曜早朝に通関後、我が家の近くの集配センターへ、そして我が家へは朝9:30到着。
(Web経由で刻々と荷物が積み替えられていく状況がトラックできて楽しいFedEx)
しばらく使ってみようと思います。

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