2007年5月1日火曜日

BOSE QC3のマイクロフォン


特に飛行機に乗ることもなく電車に乗る機会もなく、若干もてあまし気味のBose QuietComfort3です。
それにしてもこのQC3では、他のノイズキャンセリングヘッドフォンに見られるような無音時のホワイトノイズが感じられません。(私には全く聴こえません。)
このQC3は耳当ての位置や方向を微妙に動かすと、外部からの音や音楽(ON時のみ)の聴こえ方が微妙に変わります。
今回は耳当てパッドの部分を外してみました。この部分はもともと取り外せるようになっています。
さて中をのぞくと、大きなドライバー(スピーカーにあたる部分)の前にマイクロフォンを発見。これでヘッドフォンの内側に入ってくる雑音を拾って、それを打ち消しているようです。もしくはホワイトノイズ削減にも効果があるのかもしれません。
Qc3_mic2
他のヘッドフォンではカップの外側でノイズを拾っている物が多いですが、BOSEはカップの内側の音を拾ってノイズキャンセリングをしているようです。
耳の中に入ってくる余計な音を除去するには、耳の中にて余計な音を拾う事は理にかなっていると思います。 この場合ダイナミックレンジの広い物でないと、音楽が鳴っているドライバーの真ん前にあるマイクからの出力が簡単にサチュレーションを起こしてしまうと思います。
もしマイクロフォンの出力にAGC回路を入れた場合は、リズムの間に外の雑音が聞こえてくることになります。ボーズ先生のノウハウなんだろうなあ。
分解して、マイクの線をショートさせた場合に音がどのように変わるか等の実験をしてみたくなりましたが、今のところ我慢しています。

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