2010年6月5日土曜日

アメリカのミリタリーウォッチTraser P6500 Type6


以前のページでMarathon社のNavigators MIL-PRF-46374G Type III Class1について書きましたが、最近気が変わってTraserのP 6500 Type 6という時計を購入しました。こちらもMIL-W-46374FというMILスペックに対応しているそうですが、実際に軍隊に官品として納入されてはいないようです。
P65001_2
このP6500は実際に納入されていたstocker yale社のP650というモデルのレプリカでP650と同じ工場で作られているようです。 ちなみに実際に納入されていたというP650には日付窓がついていませんし、細部が若干異なっています。
このP6500を選んだ理由はMarathon社のNavigatorsに比べてコンパクトでスタイリッシュだと思ったからです。
また暗闇では、トリチウム管が光るので時刻を読み取ることが出来ます。これがこの時計の唯一の強みですね。でも敵に見つかるほど明るくはありません。さらにベゼルが12時間でふってあるため海外の時刻を読み取る目的ではとても便利です。(分でベゼルに目盛りがふってあってもダイビングをするわけではないので使い道がみあたりません。)
でも良いところだけではなく、例えば中身のエレメントを調べてみると1000円以下で買える程度の安いのエレメントが入っているようです。そのためスイス時計として過度の期待をしてはいけません。むしろファッション時計と同じカテゴリと考えた方がよさそうです。
帯磁性能にもふれていますが、これだけ安いエレメントとほぼ全体がプラスティックで出来ているのですから、帯磁しないのも当然だと思います。
さらにこのモデルは基本的にLuminox(ルミノックス)の3100と同じ物の様ですが防水性能が異なります。
海外の英文のページによるとLuminoxとTraserは全くおなじモノであり防水性能も変わらないと書いてありますが、そもそもルミノックスが200m防水であることに疑問である事と、さらにAmazone.jpのレビューによると電池交換後に4気圧まで防水性能が保たれていたという事なので、この時計は日常生活防水というところが正解でしょう。
MILスペックは満たしているとの事ですが、はっきり言って値段相応の品質ではないと思います。
時計は持つ喜びが大半を占めますが、買う人は上記の点で割り切ってから買ったほうが良いと思います。

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