2006年11月29日水曜日

BAの機体からポロニウムと思われる痕跡を発見


イギリスの航空会社British Airways (BA)の機体のうち2機から例のポロニウムと思われる放射性物質の痕跡が発見されたというニュースが流れた。BBCサイトより
また3機目の疑いのある機体も現在ロシアの飛行場で調査中であるとの事。
機体はモスクワ線が主で10月25日から現在まで33回の往復、その他バルセロナ線、アテネ線等として使われたものである。 BAウェブページの便名記録一覧
BAがすべての機体を検査した様子でない事から、どうもポロニウムがイギリスに搬送された経路の捜査と調査が既に始まっているようである。 BBCニュースによれば、該当する機体に搭乗した人の絞込み捜査を行うという事である。(ホテルのバーで会合をしたロシア人のうちの一人はこれらのうちの1機に乗ったことを既に認めた)
それにしても3機から痕跡が見つかったという事は不思議である。異なる経路や日付を変えて数回にわけてイギリスに持ち込まれたという事か。
ひょっとしたら、コンテナーなどを通して散らばったのかもしれないし、当局がわざと特定の機体を特定せずに複数機と公表したのかもしれない。
先月25日から該当する機体に搭乗した乗客はおおよそ33,000人、スタッフは3,000人だそうである。
これからはヒースロー空港にて、預け荷物に対する放射性物質の検査も(裏で)行われるようになるのではないかと思う。
今回のアルファ線ではないが、以前の記事に書いたとおり、日本とヨーロッパを往復すると肺のレントゲン撮影と同じくらいの影響の放射線(ガンマ線)を浴びている事も知っておいたほうが良いと思う。

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