2009年2月18日水曜日

ブラックベリー ボルドは仕事に使える携帯情報端末


携帯情報端末のブーム:
以前、PDAブームに続いてPalmのブームがありました。それ以前にもWindowsCEやザウルス、PsionなどのPDA(Personal Digital Assistant)と呼ばれる携帯情報端末がはやりました。私もそれらを愛用していましたが、結果としては一過性のブームとして下火になってしまいました。 理由はそれぞれあると思いますが、結局はメールやウェブブラウズが出来ない手の中の情報端末に限界を感じてきた事や、企業のセキュリティに対する意識の高まりにもその理由があるのではないかと思います。また個人の用途については携帯電話がその役割の一端をになっているのではないかと思います。
携帯端末の失われた8年:
当時、私はPalmを会社のOutlookと同期させてスケジュールやコンタクト、ノート等を管理していました。そして朝の出勤前にその日のスケジュールを確認し、会社に着くなりデスクにてメールを同期していました。
しかしながらその後、企業の情報セキュリティの意識が高まり、私が勤めている職場では2001年頃から個人が会社の情報を携帯端末にいれて持ち歩くことが出来ない事になりました。
そうなると携帯端末の意味は有りません。マイカー通勤では移動中にSyncしておいたニュースを読むこともありませんし、持ち歩く頻度も必要性もなくなり、気がつくと使わなくなっていました。また過放電される事が多くなったためかバッテリーも充電できなくなっていました。
結局スケジュール管理は会社のパソコンで行う事となり、コンタクトの管理には携帯電話を使う事になりました。
携帯からは貧弱なWAPブラウザを使って、英語のページを見ていましたが、はっきり言ってどうでも良い情報ばっかり。私にとってはキラーコンテンツと呼べるには程遠いものばかりでした。
特に仕事に使えるものはまったく何もありませんでした。
これは私にとって仕事用の携帯端末の失われた8年でした。
日本語が使える携帯として:
私は以下のようなスマートフォンを使ってきました。
Nokia 6630、Panasonic X800 (Symbian S60 2ndエディション)Pushメールに対応できず。貧弱なブラウザと日本語辞書。セキュリティに対応していない。ほとんど趣味の世界。
Nokia E61(Symbian S60 3rdエディション) Pushに対応。メモリー不足、安定性に難あり。待ちうけ時間が貧弱。操作で指が痛くなる。個人レベルの仕事ならやっと実用可能なレベルだと思う。企業としてはセキュリティ用件を満たしていない。
BlackBerry Boldの登場:
そこにやっと日本語対応されたブラックベリーボルドが現れました。自分にとっては、8年間のギャップを経てやっと使える携帯情報端末の復活です。まずは本体を手に入れた後、ネット情報を参考に日本語ソフトを入れました。
すごく不思議に思うのですが、なぜ現在までブラックベリーBoldのような日本語が使える真っ当な携帯情報端末が出てこなかったのでしょう。さらに2007年半ばから日本語が利用可能であるブラックベリー8707についても、「なんであんなに古めかしい格好をしているのか」と驚きます。
今回のドコモからのブラックベリーBoldの発売は日本おける、いわゆる「隙間商売」ということになるのでしょうか。その場合ずいぶん大きすぎる隙間だった気がしますが。私は一足お先にイギリスにてブラックベリーボルドの恩恵を得ています。
仕事と趣味の両方でPDAを使う人にはぜひお勧めです。

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